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2016年09月28日23:24

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【全バレ?】「千の刃濤 桃花染の皇姫」レビュー〜システム編

千の刃濤 桃花染の皇姫(以下、千桃と略す)おまけもロゴクリックもフルコンプ〜\(^o^)/早かった!そしてレビュー書くよっ。

9ヶ月エ□ゲレビュー、前回は「果つることなき未来ヨリ」でした。本来なら千恋万華のレビューがくるはずだったのに、まさかゆずがあんなことになるとは…(遠い目)。
ナンバリングタイトル(ってナンバーないけど)「大図書館の羊飼い」から3年半ぶり、そのファンディスクDreaming Sheepからでも2年半ぶりになる、オーガストの新作を、ひさびさの全バレレビューでぶった切ります。

なお、今回から試みとして全体公開にしてみます。以前は18禁ゲームのレビューなので、検索にひっかからないように「友人の友人」公開にしてありました(それ以前はmixiが18歳未満入れなかったので全体公開でした)。
レビューをさぼってるあいだに、えっちい絵があるかないかで区別される世の中になってしまったみたいですし、エ□ゲのマーケットがだいぶ縮小してしまったので、もういいかなと思いまして。

なので今回は、このレビューのルールをいちいちしゃべりながら進行してゆくので、タダでさえ長いレビューがさらに長くなる予定です。そうまでして全体公開をめざす理由は、わたしが「将来出るであろうvita版」でプレイすることをお薦めしたいからです。

ここからは「千桃」レビュー

(ゲームを進行するうえで重大なバレが後続します。見たくないひとは「戻る」ボタンで画面を戻してください)。





























まず最初にシステムレビュー。使いやすいシステムがないエ□ゲは、最後まで読み進められることなくギブアップしてしまうことがあります。最後まで読んだとしても、ストーリーやキャラ萌えに集中できず、悪かったシステムのことばかり思い出してしまうでしょう。
それでは良ゲーになるはずもないので、このレビューではストーリーの話をする前に、システムの話をすることにしています。システムといってもUIから反応速度から沢山の項目がありますが、このレビューでは「既読スキップの速度」と「セーブ画面の数」でみています。

既読スキップが遅いゲームはダメなゲームです。ストーリーの進行に対して、画面演出が過多なのです。CGを発注してやるべきところをスクリプトでかわそうとしています。逆にスキップが速いゲームは、ほどほどの演出とスクリプトそのものとスクリプトエンジンのチューニングがちゃんとできているから、速いのです。
スクリプトによる演出はゲーム製作でもっとも後回しにされる部位なので、延期なしで間に合ったとしてもおかしなことがおきていたことがバレてしまいます。

セーブスロット数は使わないひとはセーブしないけど、使う人はたくさんセーブする。シーンごと選択肢ごとにセーブ、までいかなくても、どのくらいセーブスロット数があれば十分なのか?昔のゲームは圧倒的にセーブ画面が足らなかったので、マジックナンバー15としました。
奇妙な話ですが、「攻略するヒロインの数×15あれば、そのヒロインの個別ルートでのセーブは間に合う」のです。
「ヒロインの数+1(共通ルート)、Trueがあるならさらに+1」した数に、15を掛けた数が、わたしにとって、そしてほぼ万人にストレスをかけないセーブ数、としています。

近年ではそんなにセーブいらないよ、って聞きますし、また、フルバックログからの移動、なんて機能もあって、ゲーム内テキストを自由に飛び回って読むための2つの機能はあまり負荷かけなくてもいいようになっています。それでもゲームに関係ないところでいかにちから入れてるかが、とてもよく出る部分なので、そこはどのゲームでも注目しています。



さてやっと、千桃の話^^;
強制スキップは「速い」。ここでの速いは、わたしのPCでスキップして、とめようと思ったところでとめられないクラスです。わたしのPCとは、現在i5-4440(3.1)メモリ8G、グラボなしでi5内蔵です。速いですか遅いですか?Windows7クラスでは一般的な、いまの最速ではない機械だと思っているんですが。ちなみにゲームオプションではノーウェイトです。

千桃そのものが「短い」という評判がありますが、けして短くはない。むしろセーブしないで進んでしまうので「読みやすいから短く感じる」のだと思います。ただしリピートでもっとも新しいセーブからリピートしようとすると大変、かなり長い既読スキップを使うことになります。

ちょっと戻るときは、オーガスト得意のクイックジャンプがあります。ただし今回はクイックジャンプできるバックログが短くなっているようです。
もともとオーガストではバックログをどんどん捨てていくスタイル(クイックジャンプで戻ったあとセーブして、そのロードからリスタートすると、バックログが短くなったまま=セーブ前の既読点からの範囲でしかクイックジャンプで戻れない)ですが、今回はそれをさらに徹底している感じです。
テキストとかスクリプトとか、そういうの目一杯かるくして、スキップでとびまわってみて、ちょっと行き過ぎちゃったらクイックジャンプで戻って、という考え方なのでしょう。

他社さんのように「シーンジャンプ」「選択肢ジャンプ」とかあるともっと便利なのになぁ。でも選択肢ひとつずつしかないしな^^;。このへんも考え方というか、社風ってことなんでしょうかね。



千桃を快適に楽しむためのセーブスロット数は
ヒロイン5人、Trueなし→( 5 + 共通1 ) ×マジックナンバー15= 90です…。
と思ったら、実装は1ページあたり15スロット×17ページ!余るって^^;

実はマジックナンバー15というのは、秋色恋華のセーブ画面のスロット数なんですよ。このとき、パープルソフトウェアでは、セーブ画面のタブにキャラアイコンを置いていて、ルートごとのセーブを整理できたと。そして、共通にプラス1タブで15ずつあると、不思議と全部入るんですね。
これはHシーン2〜3回で、シーンこのくらいでー、とかエ□ゲを作る、またはそのための材料を発注する、そのためにコンテを切るってやっていくと、だいたいそんな回数のシーンチェンジに収束するんだなと気がつきました。プリリンでも明日君でも同じです。

だのにオーガストは…ページごと10〜12スロットなのでどうしてもキャラごとにページまとめられない。1キャラ2ページ使う(後ろはあまる)と、今度はページが増やせない。明け瑠璃でもFortuneでも、アンケートに「足りない、足りない」と書き続けていました。大図書館ではバックアップ機能がついたので、「キャラごとにバックアップせいってか!」とファイルをキャラごとにばしてバックアップする凶行^^;。しかもキャラ2ルートだし大図書館。もうどうにかしてほしい><;

ゆずソフトさんやCS系各社はセーブ画面増やせるのに…と忸怩たる思いで見てきたら、ページあたり15スロットにするとともに、すごい数で増やしてきた!もうこれだけあればいらないだろうっ!とヤケを起こしたのか?それでも「増やす」機能をつけないところは、社風なんでしょうかね?^^;
強制スキップの項でも社風って使いましたが、そういう機能を増やさない合理的な理由が見当たらないので、もう社風なんだろうなと理解するしかなくて。こんなところにも各社の差が出るので、比較は楽しいんですけどね。



さて、全バレレビューのはずなのに、バレを含んだレビューをしないままに、けっこうな文字数を使ってしまいました。ストーリーやキャラの話は、別の日記を設けます。分割2クールです(をぃ。

今回使ったセーブスロットを数えてみたら、共通→朱璃直行で4ページ(60スロット)、キャラ個別で6スロット(×4で24スロット)、分岐出しで4スロット、計84スロットでした。
90に治まったじゃないかいい読みしてる?いえいえ、このゲームは、いままでの、そして最近のゲームとは、構造が違うのです。初手から分岐は可能ですが、朱璃ルートありきの構成になっています。朱璃エンドまでの物量が、明け瑠璃で言えばフィーナプロローグ→True直行、大図書館でいえば小太刀ルート直行ぐらいあります。

せっかく全バレレビューなので、少しだけバレしておきましょう。このゲームは朱璃直行が必須です。他キャラのルートは朱璃を読んだことを前提として作られているフシがあります。それなのに分岐可にしたその訳は?そもそもどうしてそういう構造なのか?

そんな考察を、後続する日記でやろうと思います。もう少しお待ちください。

(続く)

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