■日韓、通貨スワップ協定復活へ議論 韓国側から提案受け
(朝日新聞デジタル - 08月27日 18:36)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4163819
みんな知らないで批判しているから、バカ丸出しだぜ。
日韓通貨スワップは、1997年のアジア通貨危機の反省から生まれた制度なんです。
韓国が通貨危機になった時に、外貨(ドルと円)がなくて危機が拡大しました。
(韓国ウォンとドルが交換できなくても、日本円が手に入れば、日本円をドルに換えれば調達できる)
危機は日本へも波及し、バブル崩壊以来の不景気に陥った原因の一つといわれています。
日韓通貨スワップ以外にも東南アジア諸国とも通貨スワップを結んでいます。
そのこと自体が、アジアすべての国の通貨の安定につながり、韓国だけでなく、日本にも恩恵をもたらしています。
(日韓の貿易依存度はかなり高いですし)
しかし、日韓関係が悪化し、景気も良くなり、数年前に「日韓スワップもうイラネ」と韓国が言ってきました。
日本は慰留しましたが、そういうことなら仕方ない、と、最終的にはなくなりました。
しかし、ここ最近、韓国経済は低迷し、貿易依存度がGDP比60%の韓国としては、通貨が安定的に調達できないのは日本以上に困ります。(日本はGDP比10%程度)
そこで、「もう一度、スワップしない?」と言ってきたわけです。
あまりにもご都合主義
起こった安倍政権は
「再開してもいいけど、やるんならお前らから頼み込んだって形にしろよ?」
と要求したわけです。
さて、ポイントは
・日韓通貨スワップは、基本、韓国のメリットだが、 日本にもメリットが大きい
・日韓、ひいてはアジア全体の「協調」を演出するという意味で、世界的な意味もある
・韓国は今回はかなり自分勝手
・ただ、安倍政権も今回は言われるがままでなく、韓国側が提案したという「譲歩」を引き出した。
さらにいえば、ここで日本が協定を結ぶことを固辞すれば、慰安婦像の撤去や竹島の国会議員訪問を抑える力は期待できなくなるという意味で、意味はあるかと。
しかも、日韓間の「政治的、感情的なもつれ」に一向に興味もなく、純粋に経済的うまみにしか興味がない欧米(特に欧州)からすれば、日本が「つまらない感情」のために、両国間の利益を反故にしている
という風に見えるわけですから、
ごめんなさい。知ってる人もいただろうけどね。
結局最善の策としては、
単純に固辞するのではなく、かなり色々韓国側から譲歩を引き出すべきだと思います。
アジアの弱小国として、日中のご機嫌をうかがわないと生き残っていけない
そういうちっぽけな国なんだよということを韓国政府にはわからせてあげないといけないでしょう。
結果は他のこういう背景を「知らなかった」みなさんと同じです。
でもその間の色々を知っているうえで批判するのとしないのとでは、
説得力も「バカさ加減」も全然違うものになるでしょう。
ログインしてコメントを確認・投稿する