それだけでは片手落ちです。「デフレは貨幣現象」と仰る安倍総理はそれだけで景気対策したつもりになっていると思いますが、給付金の問題は貯金されることなんですよね。それでは経済が回らないんで同時に政府の方で雇用を創る財政出動をお願いしたいものです。
給付金と減税というリフレ派御用達の政策は半分正しいですが彼らの問題は何故か雇用を創る事業に対しては「民間の投資」に依存して政府が雇用を創ることを渋ることなんですよね。
一応リニアの大阪までの早期開業に触れ、財政出動による公共投資をする素振りは見せております。しかしここ数年財政出動を削り、第二次安倍政権が発足して「アベノミクス第二の矢」で財政出動を掲げながら一度も建設国債を発行していなかったことやデフレ脱却には逆効果の消費税の増税を逆効果だと理解していながら強行するあたりまだまだ安倍総理を信用できないですね。
「デフレは貨幣現象」という間違った認識のもと貨幣の増減「だけ」が原因と思い込んで現金だけではなくモノを含めた「総需要」の増減がインフレかデフレを決めるという認識が欠けていることは既にわかっております。そのためか貨幣現象だから札を刷ってばら撒けばそれだけで人類史上最高史上空前の好景気が到来するとおめでたいことを考えている可能性の方が高いと思います。その間違った認識がここ数年の経済成長や民間消費の冷え込みという現実の前に改められたかどうかが今後の政策で問われてきますね。
■低所得者２千万人に１万５千円給付方針 政府の経済対策
(朝日新聞デジタル - 07月28日 20:18)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4116390
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