舛添知事が問われているのは違法性ではなく、知事として、政治家としての適性です

「私は怒っています」「信頼性保てる調査か」「木更津ホテル、公私混同の象徴」自民都議の質問始まる
http://www.sankei.com/politics/news/160607/plt1606070027-n1.html

舛添は悪い意味で賢い（悪知恵が働き、ずる賢い）ので、「違法」と言われるようなことには、ならないように細心の注意を払っているでしょう。
政治資金は「何を持って政治の為の出資とするか」が極めて曖昧であり、一見すると「いやそれ政治関係ないだろ」と言われるようなものでも、本人が政治に関係あると言い張れば、グレーのままと言う類のものです。

分かりやすい例を作ると、個人が税法に関する本を買ったら自己研鑽の為のものに過ぎないけど、税理士事務所や税理士法人の税理士が同じ本を買ったら、仕事で必要なものだから経費で落とせるよね。
でも、あまりに仕事と関係ない本を経費で落とそうとしたら、そりゃ税務署などからも突っ込まれる。
でも、政治資金が適正かどうかというのは税金の問題とは別で、税務署が見てるわけじゃない。
見てるのは、有権者と都議会なんですよね。

要するに、桝添が問われているのは「違法か合法か」ではなく、「知事として、政治家として、適正な資質があるか否か」なんですよ。
残念ながら、外部監査や百条委員会は、「違法か合法か」を調べることは出来ても「政治家として適正か否か」を調べることは出来ない。
それを判断するのは議会と有権者。
桝添は本当にツラの皮が厚く、どんなにメディアや有権者が大騒ぎしようが、自分から辞職することはないでしょう。
自分で自分を「トップエース」と言い、権力に固執し、言い訳と言い逃れに周知する。
この男が自分から辞職することは、絶対にないでしょう。
いや、むしろ知事を続けるためなら、土下座の一つや二つくらいはするんじゃないですか？

でも都民の皆さんに聞きたい。
あなた達が求めているのは、知事の土下座でしょうか？知事が謝罪すればそれで留飲は下がるんでしょうか？
あなた達が収めている都民税は、この男が毎週別荘に遊びにいき、温泉につかり、絵画を買い、家族にカネを振る舞う、そんなことに使われているんですよ。
それを土下座一つで許せるんでしょうか。
私なら「土下座なんかされても、１円にもならない。一日も早く辞職してほしい」と感じると思います。

参院選が近い今、既に住民からのリコールはできなくなりました。
一方、東京都議会は選挙が近かったと記憶してます。
都民の皆さんは、都議会に向かって「桝添をリコールしろ！」と声を上げるべきだと思います。
その上で、党派関係なく、「リコールすると言える候補者に投票する。リコールに難色を示す候補者に入れる票はない！！」と声をあげるべきではないでしょうか。
そのくらいせねば、都議会も本腰入れては動かないと思います。

そして、この男を推薦した現与党の自民・公明は真摯に反省してほしいと思います。
いくら「候補者がいない」と言っても、こんなゲスを推したら、都民は大迷惑し、都政は滞り、海外に恥をまき散らし、最終的には自公の支持率に跳ね返ってくる。
自公からどうしても候補者を出せないなら、おおさか維新などと協力してでもマトモな候補者を出してほしいと思います。

この男は自民党から爪弾きにされた外れ者で、爪弾きにされたからには相応の理由があるわけでしょ・・・
自公は参院選の前にこの男に自ら引導を渡さないと、参院選にまで影響が出てくると思いますよ。
自ら引導を渡す方が、まだ潔しとされるかと私は思います。

地方自治では東京五輪などを控えた時期。国政は憲法改正が現実に見えてくるかどうかの大事な時期。
こんなツルピカハゲ丸のツルセコハゲの為に振り回されている暇はないのでは？

産経新聞の記事を読んでいると、都民と都議会の怒りが良く伝わってきます。