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2016年04月21日14:09

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平均実燃費

■当社製車両の燃費試験における不正行為について(三菱自燃費試験不正会見)
(THE PAGE - 04月20日 17:21)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=177&from=diary&id=3956686





カタログ燃費(10・15モードおよびJC08)は一定条件の元で継続的な燃費を計測したものであり、決して「実燃費」ではない。

カタログ燃費(特にJC08)の計測環境を実際の環境に近い形で置き換えてみれば、例えばずっと直線であり勾配のない高速道路をエアコンを使用せず、相当ゆっくり加速(0キロ→20キロを10秒程度かけて加速)し一定速度(概ね60キロ〜80キロ)のままで一定距離走行し続けて算出した燃費のようなものだ。

これでもまだ実際の走行環境とはだいぶ離れてい入るが、イメージはしやすいだろう。

つまり、余程の低燃費運転をしなければカタログ燃費値を達成することはかなり困難である。

故に、実燃費よりもカタログ燃費の方が数値が高いのは当然の事である。

そして、カタログ燃費と実燃費が大きく乖離していることは既に自明のことであるから、その時点でカタログ燃費を100%信用し続けるのもどうかと思う。

とはいえ、騙す方と騙される方どちらが悪いのかということになれば、当然騙す方が悪いに決まっているわけだから、ユーザーを批難するつもりはないし、メーカーを擁護するつもりもない。


私の経験上、カタログ燃費に対して実燃費の平均値はガソリン車ならば概ね50%〜60%程度、ハイブリット車ならば60%〜70%程度だ。

一般的な使い方(街乗りや通勤)程度では低燃費運転をしてもカタログ燃費値に達することは不可能に近いと考えている。

とすれば、消費者目線でより正確な燃費を計測するならば、例えば実際の日常生活における走行条件のもと、いくつかのパターン(街乗りのみ・通勤に使用・一般道のみ・高速主体など)で燃費を計測し、パターンごとの平均燃費およびそれらをまとめた総合的な平均燃費を記載しなければならないとする制度にすればよい。

すなわち、「トータルの平均実燃費とパターンごとの平均実燃費」の両方をカタログに記載させることだ。

とすれば、ほぼ全ての自動車の実燃費がカタログ燃費よりを下回ることは確実だが、事実を述べているという透明性においては十分に信用できるものになると考える。

基準は明確ではないが、事実との乖離が大きくなりすぎると、それはもはや「嘘」である。

個人間での冗談のレベルではないのだから、「嘘」はいけない。

そして、正直が損をする(正直者が馬鹿を見る)世の中であってもいけないと思う。
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