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2016年04月11日12:14

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木村塾・・・と言うより矢野さんの講義2日目

今日こそは畦塗りと思っていたが、なんと雨・・・

急に予報が変わってる・・・

堪忍してよ・・・(-_-;)

昨日は木村塾、矢野さんの講義2日目。

晴れた日に二日も仕事が出来ないなんて・・・と後ろ髪引かれたが、これは必ず役に立つし、受けておかなければと、また羽咋までクルマを飛ばす。

午前中は昨日の作業の続きから・・・

排水用のU字溝の横っ面をぶち破り、それより深く掘った溝にコルゲート管を一番下にし、炭、割った竹、笹、切り枝などを上に被せ、掘り出した土を「あたかも自然に崩れたように」被せる。

特にこれが大事なんだそうな・・・

しかも、完全に埋め戻さないで、少し空気の通り道を残しておく。

これによって、この畑はしばらくすると呼吸をする健全な土壌に蘇るそうだ。

次に、木村さんの講演会を嬉々影響されて果樹園を始めた産廃業者の畑に移動。

田んぼにウッドチップを客土し、その上に10cmほど赤土を被せ、そこにリンゴなどを植えてある。

5年目だがリンゴの木に軒並み障害が出ているので、対策をしましょうと・・・

結局、風通しが悪くて、腐敗したウッドチップから出るガスが木の根を傷めているとのことで、畑の周りにドス穴を空けて回る。

これは広い果樹園でユンボがあるからここまで出来るが、要は小さい畑でも同じことが言えるので、小さい穴でもチョコチョコ空けておくと良いのだろう。

この穴に炭と木の枝等を入れて放置しておけば良いらしい。

そして、この畑の上に無秩序に生えている、いわゆる雑草も刈り方によっては美しい風景を醸し出しつつ、地面に対して有益な作用を及ぼすと・・・

名付けて「風の草刈り」というそうな・・・

根元から刈ると慌てて伸びてきて、何にもならないので、強い風が吹いて上の方でポキッと折れる部分を、あたかも風の仕業のようにナイロンコードで叩き切ってやると、植物は上に伸びるのを自己抑制し、根を張り土に空気を送り込むようになるといい、
それがゆくゆく畑を豊かにし、このような畑が増えることにより近くの山々が再生してくると言う。

なかなか難しいが、取りあえず自分の畑も少しやってみようと思う。

午後から新規就農のコッシーの田んぼに、矢野さんが来てくれるのでご一緒しませんか?と言われていたので集合場所を聞くと、近くの公民館で1時間ほど座学したあと田んぼに移動すると・・・

ん?もしかして講義?

会費いるんけ?

もしかして昨日と同じ話?

でもまあ、昨日は一番後ろでよく分からなかったし、再度聞ければもっと分かるだろうと、一番前の席を陣取り、昨日写真を撮れなかったスライドをカメラに収める。

が、夜も朝も遅いグータラ農家が早起きしたので、眠い眠い・・・( ̄▽ ̄;)

まあ、大方理解は出来たけどね・・・

一度作業をしてから、改めて講義を聴くと、初めて聞いたときより理解度が上がるね〜

その後田んぼに移動〜

この田んぼは灌漑用の小さいダムの下に有り、常に冷たい水が染み出ている軟らかい田んぼ。

この対策を聞きたかったらしいが、矢野さんは構わずダムの奥に行こうという。

根本的な問題として、重機でガッチガチに固めて作ったダムのお陰で、ダム周辺の生態系が死んでいると言う。

昔の人が手作業で作った堤だとこうはならなかった。
ちゃんと水や空気が動き、堤の周りも生き物が豊かだったはずだと・・・

実際、このダムの水は淀んで生ぬるい。
ワシは手を入れなかったが、見るからに生きた水には見えない。

これはこのダムを破壊せんことにはどうにもならんようだ・・・

で、田んぼで出来ることは、埋まった溝を掘って田面より低くし、みずが動くようにするしか無いと・・・

ウチの軟らかい田んぼを何とかしたいと思っていたのだが、条件が特殊すぎてあまり参考にならなかったなぁ・・・

ウチの場合、排水用のU字溝を破壊して回ることにしよう(笑)

夜の懇親会、出ればよかったかなぁ・・・

ヨメが友達を連れてくるから、刺身買ってこいって・・・( ̄▽ ̄;)

出席したいちがいもんから逐一メールが入ってくるのだが、結局矢野さんが伝えたいのは、自分の田畑だけじゃなく、この非常にヤバい日本の現状を何とかするため、それぞれが少しでも行動して欲しいと言うことだったようだ。

しかし、自分のことでイッパイイッパイの百姓達だから、ほとんど理解不能だったようだが・・・

さて、晴れてきたので田んぼを一回りしますかな?

でも、畦塗りは無理やろうな・・・(-_-;)
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