「懸念」と言う表現は、科学では無い。

■高温調理の「焦げ」に発がん懸念　家庭でできることは？
(朝日新聞デジタル - 03月04日 02:55)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3881514

この様な発言は、世の中の人々を惑わせる。「懸念」と言う表現は科学では無い。
発がんと言う、多くの人々が関心を抱くであろう事を、「懸念」と言う言葉で表現
してはならない。実験データを明示できない以上は、「不明」と言うべきである。

権威ある科学者が言う事は、多くの人たちが信じてしまう。だから、曖昧な表現は
慎むべきである。「焦げ」と発がんとの関係は、人間では不明である。しかし、
動物実験では「焦げ」は、発がんの原因になった。事実はこれだけである。

記事を読むと、「焦げ」の量から見れば、とても人間の発がん因子にはならない。
権威ある科学者が、曖昧な発言をするべきではない。ひどい「焦げ」は避けた
方が良い、という表現で十分だと思う。