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2016年02月12日05:23

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今朝の宮日新聞に&小説 謎 3 

 今朝の宮日新聞1面に「神話の世界」と言うタイトルで高千穂峡で行われた建国祭りの模様が写真付きで載っています。神様コンテストで選ばれて神武天皇役になり、神輿に担がれた美女や古代衣装の若者達。パレード見物に6000人が参加したとか。昨日の行事。
 クウネルは神武天皇が産まれ育ったと言う高原町で開かれた「日本発祥発祭り」へ行って来ました。神幸行列と神楽があると聞いて撮影に行ったのですが、しょぼいまつりでした(笑)神輿がひとつとおまけの子供用がひとつ(笑)美女もおらず(笑)一応写真を撮って午前中で引き上げました(笑)撮影はしたものの、画像がパソコンに読み込めず写真のアップは無し(笑)
 それはともかく春になったのですねぇ・・ぽかぽかと暖かく、菜の花や梅が咲きだしていました。そろそろ冬眠を止めて撮影開始しないといけませんね。画像ソフトの復活どうしよう(笑)

わーい(嬉しい顔)
小説・限無幻夢 (謎 3)
「わ〜っ・・写真がたくさん・・写真のお仕事しているのですか?」
「仕事ではないよ。趣味で撮ってるだけ・・」
 そう答えながら俺は壁に貼った花や雲海やスナップ写真を改めて眺めた。金が無いので高級なカメラは持っていないが素人が使うにはじゅうぶんな一眼デジカメで撮った写真だ。あまり熱心なカメラマンでは無い。コンテストなどで賞を狙う欲も無く、個展を開いて名を売る欲も無い。写真クラブに属することも無く、ただ撮るのが好きなカメラマンだ。それほどじょうずでも無くそれほどへたでも無い。まぁそこそこ見れる程度の写真が撮れると言う程度。
「モデルをして見ようって気は無い?2時間で5000円のバイトって思ってくれたらいい・・」
「えぇ〜っ、わたしがモデル?無理ですよぉ〜。わたし美人でないものぉ〜」
「美人だからモデルが出来るってものではないよ。俺のイメージで撮るから言われたとうりに動いてくれたらいい」
「余計無理です。頭悪いからイメージを理解できなくてイライラさせるかも」
 女性のこういう反応はまんざら嫌では無いと言うことだ。俺は天上に吊るしてあるブルーライトのスイッチを入れカメラと小型ストロボを取り出した。
「コタツに入って・・右ひじをついて掌に顎を乗せて・・そうそう、まずはテスト・・だいじょうぶ、ちょこっと撮るだけだから・・」
「ええ〜っ、駄目ですよ〜」
 と言いながらもレンズを見る女。
「可愛いじゃない・・レンズを見て・・アハハ、硬くなったら駄目だよ。リラックスリラックス。そんなに指先に力をいれないの。軽く頬に置く感じで・・あ、小指は少し立てる感じで・・そうそう・・その方がずっとセクシー・・いいじゃん、いいじゃん」
 言いながらシャッターを押し、ストロボを置いて空いた左手で女の肩や顎を指先で軽く押しながらポーズをつける。素知らぬ顔をしながら、偶然触れた風に装って耳たぶや唇、胸の膨らみにもさり気に触る。
 昔、ある小説家が「腿膝3年、尻8年」と女性を口説くテクニックを書いてあった。女性をその気にさせるには言葉だけではいけない。スキンシップを上手にして、軽い性興奮を起こす必要があると言う持論だった。難しいのは腿や尻を触る時で3年や8年の修業がいるが、それ以外はわりと簡単に出来ると、桃や栗が実をつけるには3年、柿は8年かかることをもじった冗談を作家仲間との対談で語ったのが本になっていたのだ。
 これは正しいと俺も思っている。尻や大腿部は下手に触れないが肩や腕、腰などはさり気に触れるし、じょうずに触ると女性の心を解放することが出来るのだ。厭らしくなく触るのは厭らしい考えを持っていないから出来ると言うことを、本能で女性に感じてもらう。
 コタツの前に坐らせた状態で俺は1〜2分のうちに20枚ほどシャッターを切った。左手で無造作に当てたストロボは、棚の上から照らすブルーランプの補助である。メインのライトとストロボの補助が女の顔に陰影を創り、構図がそれなりにまとまっているので一応は見れる写真だ。モニターを女に向け、パラパラっと見せた。しっかりとは見せない。雰囲気だけを見せるのもコツだ。女がモデルになる気になっているのがわかった(続く)
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