奇行･孤独…清原の侘びしい日々

清原容疑者がつづった奇行と孤独「幸せいっぱい笑顔な家族」うらやむ書き込みも…
夕刊フジ / 2016年2月3日 17時6分　http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20160203/bbl1602031700013-n1.htm


　清原容疑者は昨年１１月２５日からブログを開設していた（現在は閉鎖）。行間からは独り暮らしの侘びしい日々や薬物常用を連想させる奇行が綴られていた。

　「あの運命のドラフト１１月２０日から３０年が経ち、新たなスタートをしたいと思います」との書き出しでスタートしたブログ。その思いとは裏腹に、１０年以上連れ添った亜希夫人と２年前に離婚して以来、２人の息子とも離れて暮らす孤独な生活がにじみ出ていた。

　開設３日後の１１月２８日には、早くも「やってもうた」というタイトルとともに「３年以上ぶりに泥酔したらしい。吐いたのは覚えてるけど後半記憶がない」と荒れた日常を告白。１２月１７日には「病院」と題し「元気になるように注射をしてもらった」と意味シンな報告が、何本もの注射器の写真とともにアップされていた。

　食事をコンビニのおでんやファストフードで済ませる様子など、ほとんどが“自撮り”。１２月３０日には友人に買ってきてもらったというハンバーガーを手にした写真とともに「俺はクリスマスや正月、海外旅行、自分の誕生日、大嫌いになった。俺が好きなのは、岸和田のだんじり祭だけ」と弱音を漏らしていた。

　今年の１月１９日には「代償」と題し、どす黒く晴れた右手の写真を公開。飲食店で「俺を笑いながら指を指して来た」客に腹を立て「灰皿を叩き割った」と、薬物の影響を思わせる記述も。

　一方で、現在入院中の母親をたびたび見舞うなど、穏やかな一面もみせていた。１月３０日には墓参りを済ませた後、母のもとを訪れた様子が「お母さんは笑ってた」という一文とともに掲載されている。翌３１日には「野球帰り、街の中、車を走らせる。信号待ち、楽しそうなカップル、幸せいっぱい笑顔な家族」と、人の幸せをうらやむ語句を一節ずつポエムのように改行して表現した。

　最後の更新は２月１日午後１１時２７分。「知り合いに、絵を書いてもらった。結構似てる」というコメントを、イラストとともに笑顔の絵文字つきで公開した。衝撃の逮捕はその翌日のことだった。