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2016年02月01日12:22

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やりたい放題だけどホントにいいの？

この記事を書いている佐野氏の言いたいことも分からなくはないですが、やはり気になります。私の考えは最後に書きます。
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先日の北海道新聞〝がんばれファイターズ〟より一部抜粋。スポーツ作家佐野正幸氏

2016年は、国民的アイドルグループと言われるSMAPの解散騒動で始まった。このニュースは、国内のみならず海外までにも衝撃をもたらした。
だが、あるワイドショーで、医者でタレントのコメンテーターが
「(こんな芸能話で盛り上がる)日本は平和だなと思いました」と訳知り顔でコメントし、周囲の顔をしかめさせた。
SMAPの影響力がすでに芸能界の枠を大きく超えているのは、周知の事実である。

そういえば何年か前に、サッカーワールドカップの大事な試合がある日の朝のワイドショーで、初老の女性経済評論家が
「サッカーみたいな遊びで、どうして日本国中が騒いでいるのか不思議だ」と語り、周囲をしらけさせていた。

この両コメンテーターはスポーツや芸能、いわゆるエンターテインメントの世界を一段低く見ているから、こんなコメントを発してしまうのである。時代遅れも甚だしい。
現代ではエンターテインメントが人間にとっていかに大事なのかを知らされることが多い。

そこでファイターズに照らし合わせてみると、「たかが野球のこと」と吐き捨てる道民はまずいないだろう。
政治や経済はもちろん大事だが、それ以上にファイターズの動向が道民の生活の潤いのベースになることはかなりある。
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私もSMAPの解散話は驚いたし関心もありました。
でもやっぱりもどかしい気持ちがあります。
「日本は平和だな」というよりも、
「日本って本当に呑気だな」という感覚です。
影響力が大きいとはいえ、テレビも一部の全国紙もトップ扱いの大ニュースになるのがちょっと疑問です。

政治も経済も特に問題ない時でしたら別にいいかと思いますが、今この国はかなり危険な状態にあると私は感じてます。
安倍政権は驚くほどやりたい放題に何でも出来る状態にあり、実際にやってます。

一つあげると、私たちの年金積立金で株を運用し10兆円の損をして、ハイリスク•ハイリターンのジャンク債まで購入して年金崩壊寸前とまで言われていることですね。
こんな危険なことをしてる国は他にはないとのこと。
この話はテレ朝のワイドショーで昨年末に初めて知りましたが異常ですね。

もう一つ上げるなら特定秘密保護法。
政府にとって都合の悪いことは秘密、何が秘密とされるのかも秘密。
真実を隠されることほど恐ろしいことはない。
安倍政権がやることなすこと不安しか感じないです。

景気回復を売りにして衆院選に勝ったのに、それすらも全く感じられない。
7月の参院選で自公が勝つと完全にお墨付きを与えてしまうわけで、あと5ヶ月もう時間がありません。

国民に伝えるべきことをきちんと伝えた上でのSMAP報道ならまだ分かりますが、さらに言えばブラック企業的なジャニーズ事務所を批判する内容でもない。
政治ニュースも芸能ネタも全く核心を突こうとしない。
そんなユルいものを見せられるこちらの方がしらけてしまいます。医者のコメンテーターの皮肉は国民ではなくテレビ局に向けてだと思いますね。

佐野氏は
「現代ではエンターテインメントが人間にとっていかに大事なのかを知らされることが多い」
「政治や経済はもちろん大事だが、それ以上に…」
と書いてますが、平和で安定した社会があってこその娯楽です。
政府にとって不都合と判断されれば、そういう娯楽から真っ先に規制されるか、都合よく利用されるだけでしょう。
表現の自由がなくなり、つまらないものになり、やがて消えていく。

日本はそれを経験済みです。
今が一番その時に近づいています。
安倍さんの意のままに動くメディアはとても公正中立、健全とは言えませんね。