年末におうちにこもっていた時にほどいたり下準備したりしたので、年越しリメイクとも言えますが、2016年最初のリメイクが完成。かねてより憧れていたカネコイサオ1994年秋、鈴蘭とハートのピンクッション柄です!
1994年夏、雑誌フラウ(まだあるのか)に掲載された「金子功、さらばピンクハウス」はすごくインパクトのある記事でした。この特集で掲載されたのが、ワンダフルのプロバンススミレとこのハートのピンクッション。キナリが好きな僕ですので、リメイクするならこの色目かと思っていましたが、縁あって濃いベージュが僕のもとにやってきました。考えてみたら、プリントが好きなだけで、同じ色目のスカーフを買ってあったので、運命だったのかもしれません。
この服、何と言っても特徴は緞帳のような裾のりぼん飾りです。前開きなら作業しやすかったかな?と思いましたがこの服に関しては無くてもラクでしたし、前開きを自分で作った方が衿がきれいに仕上がるので、結果的に良かったかもしれません。
ぐるりと長い生地を縫い留めているのかと思いきや、結びりぼんと、20センチほどの短冊を交差させて縫いつけている仕様なので、リメイクするのにラクでした。しかも偶然なのですが、シャツの身幅と飾りのバランスがあって、いい感じになりそうです。まずはりぼんは置いといて、シャツにパパっと仕立てます。
↑まえ
↑うしろ
↑重なる部分
それぞれの身頃をくっつけると、重なる短冊りぼんが出てきますので、片方を取って、片方をいかします。取り方を間違えると全部取れてしまうので、慎重に外します。
↑前身頃脇の結びりぼんを外して…
↑左のりぼんは位置をずらさないためにピンでとめつつ、右側の短冊りぼんをリッパーでほどいて外します
↑後ろ身頃のりぼんを持ってきて、バランスを見ながら縫い合わせれば元通り
パーツがばらばらになっているので、この作業は想像以上にラクでした。でも、生地が厚くなるので太い針でも油断すると針が折れそうでした。こんな小細工を経て仕上がったのがこちら。
↑まえ
↑うしろ
素敵!こうしてみると、自然なバランスでしょう。これは可愛いっていうより、上品で素敵な感じです。そういうプリントでデザインでもあるので、普段は着ない落ち着いた色目がかえって良かったみたいです。持っている割になかなか出番のないクロの小物と合わせたい感じ。もちろんズボンはシロ!
↑ボタンと胸ポケット
今回も張り切って、ボタンは細かめに付けました。面倒くさいけど、すっごく可愛くなるので。元のワンピースの2段目の切り替えのピンタックが独特で、身頃にそれを活かしつつ、胸ポケットはOPの上身頃ピンタックと、とりあえずひととおりデザインを突っ込んでみました。
今回は憧れプリントだったので、年末に奮発して手に入れた服をリメイクしましたが、実はその前にゲットしていたあるお洋服のリメイクの練習も兼ねていました。そっちの服はりぼんが通しで前開きと、難易度が高いです。でも、プリントが悶絶級に可愛いので、頑張って仕上げたいと思います。
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