安保関連（思いやり増額、ロシア情報漏洩未遂、陸自弾薬減少）

　１７日朝日・地方紙。日米両政府は、思いやり予算の増額（2011〜2015年は9332億円だったところ、2016〜2020年は１３３億円（１.３％増）増加し9465億円。増加原因は人件費が５５３人分増えるため。

　ただし、福利厚生施設では人員を減らし、光熱費の日本負担率も72％→61％に引き下げる。

→　日本が交渉で押し負けた。一応、内容では交渉してるし、アベノミクス第２の矢による関連人件費上昇もあるので、仕方ない面もあるけれど。でも、責任上、「日本の防衛分担が増えれば、おもいやり予算は減らせる」としてきた親米穏健保守な政治家たちは説明するべき。







　１９日朝日。ロシアへの自衛隊内部資料漏洩を依頼した陸自の元・総監、「諸般の情状を考慮し」不起訴処分になった。現役自衛官４人ら他の５人も起訴猶予に。

→　漏洩する前に発覚したんだっけ？それで起訴されなかった？なんか甘いよね。よほどの事情がない限り、皆は納得しないでしょう。検察審査会が動くかも？







　２１日読売web。陸自の弾薬予算、ピーク時（1990年）の約８９０億円に比べて、４割近く少ない５７０億円程度にまで落ち込む見通し。

→　これでは訓練も十分に出来ない。陸軍技能コンペみたいなのが昔あって、日本の陸自が最下位近かったことを思い出す。安倍ちゃんのタカ的姿勢が偏っていることを示す。彼が軍事マニアなのか、それとも米国からオスプレイなど高価な武器を買えばそれで良いという親米ポチなのか。

　少なくとも、これでは左派の人たちが心配するような「戦争が出来る国」になってしまう可能性は低いのかも。