ウチの居間の隅には番台と呼んでいる、とんでもなく重くて古い文机があるんだけど、この抽斗に入っている切手が必要で久々に先日、引き出したついでにぐちゃぐちゃに入っている中身を整理していたら、こんなモノが出て来た。
6年前のヒー画伯(当時12歳)の作品である。
ひどい。
何もかもがひどくて、もうひどくないんじゃないかと思えるほどだ。
頭蓋骨頭頂部の損失には目をつむろう。
頭はフレーム外でおでこから始まっていると解釈しよう。
この絵は当時、私とチョモ(ヒー画伯の兄)が仲良くしていることにヒー画伯が嫉妬してその腹いせに描いたものである。
小学生がクラスの仲の良い男子と女子を冷やかす時のセオリー『相合傘』にはハートがあしらわれているが、傘おちょこ。
突風吹き荒れる画力である。
この絵によりチョモはしばらくウッキーと呼ばれていた。
ともウッキー。
12年も一緒に暮らしておきながらずっと兄の名前を間違えて覚えていた弟…平成の大ショックである。
戦時中に日本兵に対して使われていた“イエローモンキー”という蔑称があるが、それを個人名とコラボさせるという斬新な嫌がらせである。
2009年にしか着れないロゴが主張する、Tシャツなのかワンピースなのか微妙な丈の上着一枚モノは、この上なくダサい。
左胸に輝くマークはハートだろうかそれとも心臓だろうか。
これ、透明マント的な透けるヤツかな、そうゆう秘密道具的衣服かなもしかして。
にしてはデザインが未来的じゃないよドラえも〜〜ん。
服と一体化した腕は一旦切れてその先に手や足が生えている。
私も絵心があるとは言えないが、これはひどい。
観察しろよもっと、と言いたい。
自分もこのような絵を描いている…と心当たりのある諸君よ、しかし落胆をするでない。
目を大きく描いていたら、上手くなる素質はあるらしいぞ。
目を大きく描いていなかった君は、とりあえず本を読もうか。
絵がダメなら、文章があるからな。
当時この絵で私たちにいろいろな指摘を受けまくったヒー画伯は裏に描き直して修正。
相合傘のおちょこは直りハートが突き刺さった。
さっきまで半袖着てたけど長袖になったシャツはシンプルisベストになり、ズボンまで穿いたけど、首ズレた。
手も足も2本以上、指減った。
そしてあれから6年の月日を経て、ヒー画伯は18歳。
努力次第でここまで絵心は強化出来る。
出来るんだよ〜ドラえも〜ん。
ただ、画材はずっと鉛筆である。
そして正方形に切ってメモ帳に使っているノートの余りに描いていたが、今では正方形に切ってメモ帳に使っている先月のカレンダー(裏白)にレベルアップした。
エコ画伯と呼んでくれ。
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