先日の戦争法案反対のデモとこの人たちをむすびつける無知。

■中核派活動家２人を逮捕＝仲間「総括」か、監禁容疑―警視庁
(時事通信社 - 09月29日 09:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3638118
新左翼、中核派、なんてもはや死語であったはずなのに、こんなふうにまだ生息していたんだな、まるでオウムの残党のように。

ベルリンの壁が崩れ、ソ連が崩壊したとき、社会主義国家という歴史的実験は失敗だったということが明らかになった。もちろんマルクスの思想はいまも、というよりもいまだから新しい光を帯びて浮上しているのだが、その思想を社会的に組み立て、現実化していく過程で多くの錯誤があったのは事実だ。ソ連でも、中国でも。

その事実を受けとめることもできず、高度情報化資本主義、ネット社会になった現代においても、まだSTAP細胞はあります！と叫んだオボちゃんのように、それでも日本は負けていない！と敗戦を認めなかったブラジルの勝ち組のように、ナルシシズムというシェルターに隠遁するしかない。

いま日本では新しいナショナリズムが、ナルシシズムが合体して、いまの安倍暴走政権を支える影となっているのに、それに対抗する手段も見出せない、国民の支持を得る努力も放棄している。

壁の向うからやってきた進撃の安倍巨人（虚人？）に無惨に食われていく、無力な民のひとり、でしかない。それでいいのだろうか？

そのシェルターは、コンクリートではなく薄いガラスでできているというのに、だ。