ギリシャの新提案は具体的数字がないようです。
結局、この根拠のある再建案を出さなければ、支援は受けられず、出したら出したで、守れないことは確かですので、ギリシャ首相は退陣に追い込まれるのでしょう。
結局、鍵を握るのは、支援する中心となるドイツと、支援を受けるギリシャの2国の財務相の協議です。
状況は最悪の関係に陥っており、ナチスドイツの戦争の賠償金を払えとか要求したくらいであり、ドイツはもうかんかんです。
イタリアやフランスは次に自分の国が槍玉に上がるのはまずいので、合意を望むと言っておりますが、支援するお金を出す訳ではないので、何とでも言えます。
肝心のドイツはお金を出すときには議会の承認が必要ですから、決定が遅れたら、月内の支援は出来ないようです。
IMFは6月30日までの返済がなければデフォルトと宣言しており、やたら難しい状況になりそうです。
ギリシャが具体的財政再建案を出すとなると、年金の支払額を抑える案を出さざるを得ませんし、それは数日では作れません。
議会で紛糾します。
ここで、爆発するときにボールは誰が持っているかという問題になっただけであり、ギリシャにボールを返して、時間稼ぎすることになるのでしょう。
もちろん、ギリシャのせいにして、デフォルトにしてしまうという基本方針は変わらないようです。
ここら辺はニュースで全く報道されないので、明日、どうなっているかはまだ分からないです。
ギリシャが、具体的再建案を出す可能性は低いのですから、こんな計算が出来るのでしょうね。
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