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2015年05月16日17:11

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東のエデン感想

2009年にノイタミナで放送されたアニメ「東のエデン」TV版全11話＋劇場版Ⅰ・Ⅱ見終わったので手短に感想をば。

・あらすじ（ニコニコ大百科より引用）
卒業旅行でワシントンD.C.を訪れた森美咲はホワイトハウス前で謎の全裸男・滝沢朗と遭遇する。その後、二人は意気投合して一緒に日本に帰ってくるも、その日東京には11発目のミサイルが打ち込まれていた…。

あらすじからカオスですが本当にこうだから困るｗ

1話からこれでいきなりガツーンと頭殴られたような感じでしたｗ
キャラデザ羽海野チカさんで全裸男を見れるとはｗｗ

と言ってもこの男、もちろんただの変態などではなく色々な秘密を抱えているわけですが、それが徐々に分かってくるのがワクワクする。
「100億渡すから閉塞感が漂う世界を救え」と言われた12人がそれぞれ資金を使って好き勝手出来る携帯を用いて思うように実行するという設定も面白かった。
細かい設定もストーリーが面白くなるように出来ていて、物語が収束していくところは早く次を！という感じでした。パンツくんが真相に辿り着くところとかの緊張感とか素晴らしかった。

が、締めがどうも消化不良感。
「いやこれどう考えてもまとめきれんでしょ・・・」と思っていたら案の定。
設定や掴みが非常に良かっただけにもっと面白く出来たんじゃないかと思ってしまう。

監督が攻殻でお馴染みの神山さんということで社会風刺の一面があるのはいいんだけど、それも魅力として見せるには弱かったかなと。
ニートの扱い方とかも新しくて面白い切り口だと思うからその方向でもっと伸ばしてくれても良かったような。最後のシーンとかその方向性は感じたんですが。
12人いるセレソンも数人以外出番なくて最初の設定がイマイチ活かしきれてなかったように感じました。もっと全員巻き込んで知略戦みたいなのが見れたら面白くなったはず。
まぁ11話でそれだけやろうと思うとだいぶ厳しいものがあるとは思うんですが・・・。

あとキャラとして滝沢の魅力が目立ち過ぎて他キャラが弱く感じたかな。
ヒロインである咲も、見守るというポジションのキャラだったんでしょうけど、正直あまり必要性を感じなかった。

何にしても惜しいという印象が拭えない作品でした。
決して面白くない作品じゃないのに、「面白い。けど何かなー・・・」と言いたくなるような。
劇場版も見たけどその印象は変わらず。先の読みにくさは常にあったので退屈はせず見れましたが。

メッセージ性は強く出てると思うんだけど、アニメで、特に映画でやるような内容かと言われると・・・ｗ

否定的な意見が多くなってしまいましたが、設定とかストーリーは他のアニメにないものでワクワクさせてもらいました！次何見ようかなー。

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