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2015年05月25日21:05

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◎ 症状や病気とは何か?

今回も内海聡先生からのアドバイス。
自分の持っている自然治癒力を活用して、なるだけ病気にならない毎日を過ごすことが大事。

※※※※※※※※※※アドバイス始まり※※※※※※※※※※

私は病院で病気を治してもらったと反論する人がときどきいますが、その人たちはその本質を考えていないようです。病気を治すという行為は病気の原因が明らかで、その原因と病状の因果関係が100%明らかになっており、その因果関係の改善が治療に直結し、その治療によって病気の原因を取り除くことができ、患者が完全に病院に行く必要がなくなる状態にすることができる行為のことです。そうではないと「治癒」という言葉は使えません。定期的に通院している段階でそれは治っているとはいえないのです。

その一方で、一般的にみなさんの多くが病院で受けている、あるいは受けたと思っている病気を治すという行為は今自分が感じている不快な状況(熱がある、頭が痛い、腹が痛い、めまいがするなど)を改善し、不快さを感じることなく生活をおくれるようになる状態に改善させることを主題としているのです。または数字を見せかけ上よくしているかです(その数字がもともと間違いであることも知らないのですが)。あなたが急に発熱して、病院に行ったとします。医師はあなたを診察し、解熱剤の処方箋を与え、あなたは薬局で薬を受け取ります。幸いにも解熱剤が効きました。これが病院でやっていることです。

この話で問題なのは、医師はあなたの病気を治したのではなく、熱を下げることにのみ成功しただけだということです。熱を下げることに成功すること自体は、無意味ではないと皆さんはかんじるかもしれません。しかしこれは病気を治すことに成功したのではなく、発熱という不快症状を取り除いたにすぎません。このように病気を根本的に治すのではなく、さまざまな症状だけを改善することを主題とした治療のことを対症療法といいます。言葉は悪いですが、このその場しのぎ的ともいえる対症療法が、多くの病院で行われている治療行為なのです。というよりも、現代西洋医学における治療行為の根幹は対症療法だと断言できます。

根本的に病気を治さない治療法である対症療法には、そのため、さまざまな弊害があることが知られています。まず、病気の原因を取り除くわけではないので、必然的に通院期間が長引くことになりがちだということです。病院の商売的にいえば、顧客(患者)を囲い込めるのですから、有難い話ということになりますが、一般的に言って、なるべく長い間病院に通いたいという人はいないと思いますので、問題でしょう。さらに問題なのは、対症療法を行うことによって、さまざまな不快症状の本来の原因である病気を診断する妨げになったり、病気をさらに悪化させることがよくということです。

たとえば発熱や下痢は多くの人が経験したことがある代表的な不快症状だと思います。しかし、人間の体は意味もなく発熱や下痢という症状を発現させるわけではありません。体の中に入ってきたウイルスや細菌を殺したり、排除するための防御的な反応の結果が発熱や下痢という症状なのです。ですから、注射や薬などで強制的に熱を下げるという行為は、体が一生懸命に熱を上げることで体に害をなすウイルスや細菌を殺そうとしている努力を無にする行為にほかならないということになります。結果として、病気を治すために病院に行ったのに、対症療法という治療をうけたために病気が悪化してしまうということがたくさん起こり得るのです。

そんなことはない。それはあくまで例外的な事例で、基本的に病院は病気を治してくれるはずだという反論が聞こえてきそうです。しかし、実はみなさんが思っている以上に、病院での治療が原因で病気を悪化させる事態は起きています。ただ、よほど重大な事態におちいるようなケース以外では、裁判沙汰になったり、報道されたりすることはないので、認識していないだけなのです。この医療行為が原因で生ずるさまざまな疾患や病状の悪化のことを医原病と呼びます。ほとんどの慢性病はこの医原病か食源病であり、患者や患者家族と呼ばれる人々はそれに気付いてさえおらず、気付く気さえないのが現実なのです。

※※※※※※※※※※アドバイス終わり※※※※※※※※※※
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