珍しい正論(駄犬メモ)

■「当事者が検証、論外」岡田代表、政府のＩＳ報告批判
(朝日新聞デジタル - 05月23日 00:12)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3430225

政府の行為を政府自身が『検証』しても、それは『検証』足り得ない。民主党には珍しく正論だ。批判的な立場から物事を見ない限り、問題点は出てこないからである。無意味な行為だ。

しかし、『イスラム国』人質事件への対応を、野党や第三者機関などが検証しても、おそらく大きな問題点は出てこないだろう。政府は特に何もしていないからだ。いやできなかったからだ。

2億ドルという法外な要求、ヨルダンの政治犯釈放要求、これでは『イスラム国』とは交渉の余地がない。誘拐ビジネスではなかった以上、軍事的オプション以外に途はなかった。そしてそれは日本政府にできるはずもない。

『イスラム国』との交渉チャンネルができていたかどうかだけが『検証』の論点となろう。だが、これも政府云々というより、外務省の能力がどの程度かという話だ。それなら結局、誰が政権にあっても同じであったろう。…人質二人が殺害された結果の『検証』は実に虚しい。