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2015年04月12日10:00

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選挙運動に参加して

34年間、人生の半分を原発に反対してきた立候補者。利権に絡んだ右翼の度重なる脅しによって彼の母親は自殺したと聞きました。彼の人生に惚れて、はじめて県議会議員選挙を本気でやった気がします。

大変な苦労をしてきた候補者を思うと勝たせたい。この気持ちで闘ってきました。だが、選挙運動へ関わることで今の選挙では国民の声は反映されないと言う実態も良くわかってきました。

告示前、あれだけの事故が起きて、事故処理も出来ないのに「原発建設はやらないだろう」と私も思っていました。だが、現地では道路の拡幅や鉄塔建設の用地買収なども進んでいました。更に中国電力は、上関原発反対運動のリーダー格の4名に対して工事を妨害したとして4800万円の損害賠償訴訟もしています。

中国電力の社長はこの選挙告示の1週間前に原発建設を「早く着手できるように地域の皆さんのご理解を得たい」などと記者会見しています。選挙結果をみて進めようとの発言とも取れます。だが私たちは準備で忙しく告示になってから知った状況です。

今回の選挙はこの事実を知らせている間に終わったような状況です。最初、相手陣営側についている者は口コミで「原発は選挙の争点ではない。原発反対だけを言う候補では県議は務まらん」などと言っていました。

社長発言などの事実を宣伝すると、「上関では福島のような地震や津波による事故はありえない。世界一安全な原発が作られる」などと述べ始めました。それに対して、核廃棄物の処理や廃炉処理やプルサーマル利用も解決できないため、ドイツなどでは脱原発に進んでいるなどと言い合って終わりました。

こんな状況で物事が決められること自体が問題だと思います。相手側は「お願いします」だけです。原発などの具体的なことは言いません。どうして当選できるのか不思議です。これでは選挙とは言えないと思います。

中国電力は公式な形だけでも既に上関町に24億円も寄付しています。相手側が当選すれば「原発はやらないだろう」と言う住民の期待、判断を裏切って、原発を進めると思います。

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