デートＤＶ・ストーカー対策のネクストステージ
――被害者支援／加害者対応のコツとポイント
２０１５年２月１５日 初版第１刷発行
著 者 伊田広行
発 行 株式会社 解放出版社
ＩＳＢＮ９７８−４−７５９２−６７６４−８
Ｃ００３６
目次
はじめに――デートＤＶ・ストーカー対策のネクストステージ
第１章 蔓延する性暴力・ＤＶ
１−１ デートＤＶの定義と暴力概念
１−２ 暴力への感度を高めよう
１−３ ＤＶに「ひどい」「軽い」はあるのか
１−４ メディアのなかの恋愛観とセクシュアリティ、ＤＶについて
１−５ 最近の男女間での暴力事件、デートＤＶ事例
１−６ 子どもへの暴力・「面前ＤＶ」が増えている
１−７ 「でっちあげＤＶ」の取り上げ方
第２章 普通の恋愛が危ない！ カップル単位的恋愛観の問題性
２−１ デートＤＶ理解のポイント―「なぜダメなのか」の伝え方
２−２ ルールを決める付き合いはなぜダメか
２−３ ドゥルースの「力と支配の車輪の図」の見直し
２−４ 加害者になるかどうかの分岐点
２−５ 親密な関係とは一心同体？
２−６ これだけ違う、お互いの言い分
２−７ 携帯・スマホによる過剰な“のめりこみ��の危険性
第３章 ＤＶでない恋愛―シングル単位の恋愛論
３−１ カップル単位の恋愛観からシングル単位の恋愛観へ
３−２ 「尊重、共感、対等」という決まり文句ですませない
３−３ 恋愛という契約についての新しい考え―別れの教育
３−４ 「お互いが悪い」という考えについて
第４章 被害者へのかかわり方・相談の乗り方・リスク対策
４−１ 被害者へのかかわり方の基本
４−２ 「被害者の自己責任論」について
４−３ 恋人を手放さないための常套手段を知っておく
４−４ 被害者への相談の乗り方
４−５ ＤＶとストーカーの区分・整理・法律改正が必要
４−６ ひどいＤＶケースにおける別れ方・闘い方・逃げ方
４−７ ストーカーに対する対応の仕方
４−８ リベンジポルノなどへの対応
４−９ 警察の使い方
４−１０ 被害者の自立支援について
４−１１ 早期のＤＶ発見の重要性
第５章 加害者へのかかわり方と加害者プログラム
５−１ 加害者へのかかわりについて
５−２ 加害者プログラムの必要性をめぐる議論
５−３ 加害者プログラム１―さまざまなやり方の紹介
５−４ 加害者プログラム２―私の見解
５−５ ストーカーに対する教育的・治療的かかわり
５−６ 加害者プログラム３―私のスタンス
５−７ 感情の取り扱い―「感情にいい・悪いはない」といえるか？
５−８ 被害者と加害者、両方から話を聞くのは間違っているのか？
５−９ 加害者プログラムは、加害者とどうかかわるのか
５−１０ 加害生徒へのかかわり方
資料
資料１ ＤＶに関するさまざまな情報・教材
資料２ ＤＶ・ストーカーに対する警察の対応の変化
資料３ チェック表「警察に来られたあなたへ」
資料４ ストーカー規制法の概要
資料５ 事件化した有名なＤＶ／ストーカー事例
資料６ 日本における性暴力規制の流れの概観
文献
あとがき
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