この件については、妥当な判決かと

毎週、全レースを機械的に買って行くと言うやり方だと、これは、偶発的な当たり外れをアテにするのではなく、株とか先物相場とかで売り買いを繰り返して利ざやを稼ぐのと同じようなものとの解釈は無理がないと思う。控訴審でも地裁の解釈が支持されたのは、妥当なんじゃないかな。

■外れ馬券、二審も経費と認定＝検察側の控訴棄却―大阪高裁
(時事通信社 - 05月09日 18:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=2875652

ただ、この判決をもって、普通に馬券を買っている人にまで、同じような扱いをすべきかと言うと、それは違うと思う。「外れ馬券代は必要経費に非ず」の原則は維持されるのだろう。まあ、どこまでが、「偶発的な収入」で、どこまでが、「事業的な投資で得た収入」かの線引きを示す必要はあるだろうけどね。

「元会社員」となっていたから、この騒動のおかげで退職せざるをえなくなったのだろうが、もし、判決が確定したら、今後、同じやり方で、「事業」として馬券で儲けて行ける訳だ。どんな仕組みかは分からないが、確率的に来ない目を排除して、残りの目を、利益が出るように配分して買って行けたら、たとえ率にして１％しか儲からなくても、１億円突っ込んだら１００万円利益が出るんだからね。会社辞めても、それで食っていけそうだ(^_^;

「最初から寺銭取ってるのに、何で、当たったからと言って税金を取るんや！」

と言う人もいるけど、寺銭は、税金じゃなくて、主催者の必要経費だからね(^_^;実際のところ、その中から国庫に納めてるお金があるから、「税金の二重取り」みたいに思われる節があるのだろう。税金の心配なく高額配当を当てたいなら、いっそ、何％か、「馬券税」みたいなのを徴収して、代わりに配当金は無税にすると言うやり方もあるのだろうけど、それでトータルの配当金が減ったり、負けても税金を払わなければならないことに、競馬ファンは納得けいるのかな？

「儲かってない組」の自分としては、これまでのように、万が一、競馬で超大儲けしたら、一時所得として申告する、というのがいいのかな、と思ってしまう(^_^;