頑張って使おうとしてたけど(昨年も少なくとも2本のライブで使おうとして、やっぱムリだ・・となった経緯あり)タンスの肥やしになりつつあった
Prophet'08。
これってもともと2007年の春にOberheimの
Xpander(左)を購入して音の良さに驚愕したものの、それ以上に電気系統の不安定さに閉口し、「こりゃライブでは絶対使えないわ・・」とうろたえてた所同年末に
Prophet'08(右上)ってのが出たので資金を捻出して無理矢理購入したってのがそもそものはじまりで。
'08はなかなかどうして、もー、硬派、っていうんですか・・
That's 80年代な音楽を聴きつつ平成バンドブームがドンピシャ世代、多分ねYMO世代の方々よりも相当軟派なんだと思ってるけど・・ナントモ扱いにくかったんですよ、その硬派な音が・・
思いっきり中低域を削ってディレイとコーラスを掛けてようやく体に馴染んだってか、そんなカンジ。やってる音楽が一環してポップスとかポップロックってジャンルばっかだからってのも多いに関係あるんでしょうけど
90年代に国産シンセの音の細さとライブハウスでの鍵盤の地位の低さ(少なくとも今の方がずっと大事にしてくれます)に泣かされてとにかく「太い音」「厚い音」「抜ける音」を追い求めるようになった。それが90年代のensoniQ→2000年以降のKurzweil信望に繋がってく訳ですが
ただ、'08を使ってて「太い音」「厚い音」「抜ける音」が必ずしも「良い」とは限らないんだなって実感してました。
2013年にデジタル-アナログハイブリットのProphet12が出て気になったものの、自分の中で「アナモデ単体機はもういいや」と、そのデジタルな部分が気になったし、使うような環境(バンドなりセッションなり)もすぐにはなかったから「ちょっと気になる程度」だったんです。ただ、前述のように昨年ライブで使おうとして頓挫し、今年に入って部屋を大断捨離したとき、「コレ(
'08)どうしよう・・」って思ったのを機に一気に
12に心が傾き始め、情報と資金集めにやっきになりまして、
'08を含むシンセ3台を手放しましたが想像以上に高い値がつき、「買おう!今買おう!」って決心がつきまして本日届きました。
'08と
12の違いはオシレター(音を生成する部分)がアナログに近いか、フルデジタルか、です。'08もデジタルで音程補正してたから厳密にはVCOではないですけど音の生成過程はProphet5のVCOと同じコンデンサーの充放電で作られてたんで(購入の際に聴き比べしましたが)ほぼProphet5と同じ音(むしろやや低音が強かったかな)がしました。フィルター以下の回路はアナログ、モジュレーション系統はデジタル制御ってのも一緒です。
早速触ってみましたが、ヒトコト「こんなシンセが欲しかったんだよ〜」
次の日記でファーストインプレッションを並べてみます。
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