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2013年05月19日11:43

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わが社にもいる

若者に増える「新型鬱」なぜ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=133&from=diary&id=2433850

 「新型うつ病」(別名「雅子さん病」)は、要するに「ストレス耐性」のない人に多く見られる、一種の「サボり病」」である。

 わが社にも1名ほどいる。

 誰でも嫌なことや辛いことは、できれば避けて通りたいという気持ちがある。月曜日の朝は会社に行きたくないし、気の重い仕事がある日とか、気疲れするお客さんとのアポが入っている日などは、できれば誰かに代わってもらいたいとも思う。でも、それでも辛抱するのは仕事だからであり、社会人としての責任感があるからだ。

 でも昨今の特に若い人には、少子化やゆとり教育の影響だろうか、自分の本音に正直であることを恥だとは思わない人が少なからず存在する。たぶん、子供の頃から、嫌なことがあれば親に甘えれば何とかなってきたのであろう。大河ドラマの会津藩みたいに、「ならぬことはならぬ」なんて言う親は、いまの日本ではすっかり絶滅したに違いない。

 でもスポーツの練習などでも言えることだが、辛い経験を乗り越えることで、人間は「ひと皮剥ける」ものである。仕事上で逃げ出したくなるくらいに厳しい状況を乗り越えた後で、ガクッと成長していることに自分自身でもはっきりと自覚するような経験を僕も何度かしたことがある。逆に順調であまり苦労もしていなかった時期は進歩もしていなかったように思う。

 言い換えれば、面倒なことから逃げてばかりいて、ラクばかりしていると、人間は成長も進歩もしなくなるということだろう。

 若いときの苦労は買ってでもしろと昔の人が言ったのは、そういうことなんだろうと思う。

 でも、大学を出るくらいの年齢になるまで、甘やかし放題で育ってきた人間を、社会人になってから矯正しようと思っても、たぶん無理であろう。下手にビシビシと鍛えようとして、本格的に出社拒否でもされた日には、パワハラで訴えられかねないのが昨今の風潮である。企業としては、そんなリスクを冒すくらいならば、就業規則で定められた範囲で病欠でも休職でも申請してもらって、所定の年限が経過したら、解雇するという選択をするのが賢明であろう。

 しかし、本人にとって、そういう人生が幸せだとは思えない。結局のところ、こういう若者もまた、親の間違った愛情に基づく、間違った育て方の犠牲者だという気がする。

 以上のようなことを考えると、教育というものの根本は、いつの時代も家庭教育にあるということになるし、家庭教育がいい加減だと、学校や企業に何か期待されても「手遅れ」であると言わざるを得ない。
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