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2008年06月22日10:21

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時効は廃止すべきであろう

時効の殺人、過去5年で241件
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=525235&media_id=2

<容疑者が逮捕されないまま公訴時効を迎えた殺人事件が、過去5年間で241件あることが法務省のまとめで分かった。都道府県別数や事件内容は公表されないため、毎日新聞で調査した結果、時効成立後に、指名手配容疑者が名乗り出たり、別の窃盗容疑で公判中の男が自供したケースもあった。海外では殺人事件に時効がない国もあることから、時効制度の見直しを求める声も強まっている。>

時効にも民事法上の時効と、刑事法上の時効があるが、民事法上の時効はそれなりに意義を認めるとして(「永続的な事実状態の尊重」「権利の上に安住する者は保護しない」「立証の困難の救済」とか、人間同士が妥協しながら折り合いをつけていく上で必要な実務上の意味はあるのだろうから)、刑事法上の時効は見直されても良いのではないかと思う。

刑事法上の時効の意義には、「証拠の散逸」「納税者負担の軽減」「長期逃亡は一種の社会的制裁」といったことが考えられる。
「証拠の散逸」については、むしろ科学技術の発達によって、昔ならばわからなかった事実が、DNA鑑定等の最新技術を駆使することで明らかになる場合もあり、必ずしも時間の経過によるデメリットばかりではない。
「納税者の負担軽減」についても、実際問題として、警察はありとあらゆる事案に対して同じだけ体力と費用をかけて捜査をしている訳ではないだろう。
「長いこと逃げ回っていること自体によって加害者は社会的な制裁を受けている」云々は詭弁である。うまいことごまかして、ぬくぬくと生き延びている奴だっている筈である。そういう「逃げ得」を許していては社会正義は貫けない。

以上から、刑事法上の時効は「廃止」しても良いと思うのだが如何なものか。少なくとも殺人、営利誘拐、強盗等の凶悪事件については、「時効など永遠に来ない」「地獄の果てまで逃げても最後は必ず捕まる」というスタンスで丁度良いと思う。

諸外国でも時効が無いという国はあると聞く。外国の真似が好きな日本人は、こういう良いところも真似をしたら良いのにと思ってしまう。
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