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2007年11月19日02:22

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ジプシーズ 11/16・新宿ロフト

11月16日に新宿ロフトまでジプシーズを見に行ってきたので、遅くなったがいつものように感想等書いておきたいと思う。

この日はさすが東京ということで最前列はとれず、花田さんのほぼ真正面の2列目で開演時刻をひたすら待つ。しかしジプシーズのファンは出足が遅い。開演時刻の20分前になってもいっこうに会場が埋まる気配がなく、「今日は動員は大丈夫なのか?」と不安になるが、開演時刻になるとほぼいつもどおりの客の入りとなってひと安心。ロフトは客席フロアが禁煙になってしまったので、きっと時間ギリギリまで外で煙草を吸ってる連中が多いのであろうと一人で納得する。

この日も開演前のクラシックのSEはなく、いきなりメンバー登場。ライブはおなじみの「FRAME UP BOOGIE」から始まった。とたんにいつもどおりの轟音で嬉しくなる。

セットリストは最後に書いておくのでそちらを参照してほしいが、この日特筆すべきはベースの市川氏だろう。今までは先輩3人についていくのがやっと、という印象だったが、この日は違った。即興的なフレーズをまぜたりして、他の3人に負けないくらい縦横無尽に弾きまくっていた。
以前雑誌のインタビューで、ジプシーズのライブについて「それ(ジャズやブルースのアドリブ性)を完全に吸収して、血や肉に変えて、そのうえで自分の音楽をやっている感じだと思います。なかなか僕らの年代でそこを通っている人は少ないし、僕も通ってはいない」と答えていたが、この日の演奏はまさにその域にまで市川氏が成長したことを証明していたと思う。他の3人と互角にわたりあっていた。メンバーもそれが嬉しかったのか、アンコールでは下山さんがわざわざ市川氏をあらためて紹介したりしていたし。

もちろん他のメンバーもよかった。この日の下山さんの指の動きは神がかっていたし、花田さんの声もよく出ていたし、池畑さんも絶好調だった。曲では、ジプシーズでは初披露となる「CRAZY ROMANCE」がすごいよかった。「FOUR PIECES LIVE」のようなライブ・ヴァージョンではなく「KAMINARI」のスタジオ・ヴァージョンに近いアレンジだったのも新鮮だった。ここから次の「汽車はただ駅を過ぎる」が個人的にはこの日の白眉。下山さんのヴォルームペダル奏法のギターソロでは泣きそうになってしまったよ。また、久々の(このメンバーになってからは初めてかも)の「RELIABLE MAN」や、ライブではおそらく初披露の「HALLELUJAH LORD 」など、聴きどころの多いライブだった。

そういう訳で、大満足の素晴らしいライブだった。次回の来週のCLUB251は残念ながら参戦できるかどうか微妙なのだが、今のジプシーズは最高の状態にあることは間違いない。見に行ける人はぜひ見に行ってほしい。あと、12月20日のジプシーズ主催のイベント「楽宴祭」には行きます。おそらくこの日が個人的には今年のライブ納めになりそうだし、こういうイベントはジプシーズとしては初めてなので、今からとても楽しみだ。

<セットリスト>
1.FRAME UP BOOGIE
2.NATURAL POWERED 1
3.OH! MY GOD
4.MUDDY MAN
5.LET'EM ROLL
6.GOOD TIME
7.LAZY SUN
8.NO TIME
9.風の跡
10.I'M A KING BEE
11.HALLELUJAH LORD
12.JUNK! JUNK! JUNK?
13.N.W.O.
14.CRAZY ROMANCE
15.汽車はただ駅を過ぎる
16.只の夢
17.RELIABLE MAN
18.HO TRAIN BOOGIE
19.TRUCKIN'
20.LUCKY LOVE
21.光
(アンコール1)
22.GOAL
23.NAKED HEAVY MOON
(アンコール2)
24.ROUTE 66
25.DO THE BOOGIE
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