◆ ついに、円の価値は円に人気があった頃の半値になりました。
〜〜< 以下 引用 >〜〜
■ 円安止まらず、158円突破 米利下げ観測後退、日銀は据え置き ⇒
https://x.gd/u6EKg ■
円安・ドル高に歯止めがかからず、26日のニューヨーク外国為替市場では1990年5月以来約34年ぶりに、1ドル=158円を突破した。
根強いインフレを背景とした米利下げ観測の後退に加え、日銀による政策金利の据え置きが要因。160円の大台が視野に入る中、日本政府・日銀による為替介入への警戒感が高まっている。
今後の焦点は、日本政府・日銀が為替介入に踏み切るタイミングに移る。市場関係者は、介入には米国の理解が必要とみているが、イエレン米財務長官はロイター通信のインタビューで、「例外的な環境においてのみ適切だ」と述べた。日米金利差が開いたままでは「円安基調が続く」(邦銀)と見込まれ、介入を巡る市場と通貨当局の神経戦はしばらく続きそうだ。
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◆ こんなことでは、必死に日本の名声を築きあげてきた日本の“ものづくり企業”たちのこれまでの努力が水の泡になります。
最近のものづくり企業たちは、“ニーズのあるところで作る”戦略を推進してきました。[ #ニーズのあるところで作る]
日本が発展途上国だった時代は、日本経済の持ち味は“加工貿易”というやり方でした。安い人件費を武器に日本で作ってそれを輸出して儲ける戦略が“加工貿易”です。
でも、努力のおかげで日本製は品質が良すぎる。ということは、必要以上に加工貿易を意識すると、今度は“貿易摩擦”が深刻化する。[ #貿易摩擦]
特に、産業のすそ野が広く、国の基幹産業的な位置づけだった自動車企業たちは、この30年、そのことを試行錯誤しながら学習してきました。
蛇足ですが、円が安くなると日本人の相対的賃金は低下し、日本人が海外で活動するのにも都合が悪いことが多くなる。成熟国の日本は、円の価値が高いことが絶対条件です。
◆ どんなに便利なものも、一方的に外国製品が売れることになると国民は不満になる。
それは、当然のことです。そうなると、その国の国民はお金を払うだけで、雇用その他のメリットもなくなる。雇用は、経済の最重要課題なのです。
ということで、業績が悪くなってクビになったデトロイトの自動車企業の労働者などが中心となってはじめたのが“日本車うち壊し運動”などの“ジャパンバッシング”。[ #ジャパンバッシング]
現実問題としては、そんなこともあるので、それで痛い目にあった日本の自動車メーカーなどは現地生産を推進してきました。
そうなると、円安よりは円高の方が国全体の経済に対するメリットは大きいのです。
これからの日本は、成熟国で、人口減になる。働き手不足が深刻化ますます深刻化してくる。日本は、加工貿易という過去の遺物的な神話におさらばする時なのです。
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●(注1)
日本のものづくり企業が“現地生産”を推進したことについては、2022.06.03のブログ 『環境変化で常識は変わるものです』をご覧ください。[→
https://x.gd/xQPpP ]
[ #コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房 ]
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