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2024年04月29日06:51

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イタリアのボルツァーノ

イタリアの明石市か❣
いや、このボルツァーノは県が単位だから格上だね。
 
タイトルには「奇跡の」と謳っているが、明石市を見てもこれが政治の本道。
【イタリア南チロルは子育て天国だった! 高い出生率を維持する奇跡の街 クーリエ】
https://courrier.jp/news/archives/363013/ 抜粋
・・アルプス山脈に囲まれた都市ボルツァーノの中心街にある市庁舎。ステファノ・バルド(38)は授乳休憩で早退をする。

「もちろん僕が授乳するわけじゃないんですけど」運輸行政を担当しているバルドは、妻と子供6人の写真を飾った執務室でこう話す。妻は新生児の世話で家にいる。親のどちらか一方が授乳休憩をとる権利は法律で認められているし、彼は子供たちのお迎えに行かなくてはならない。

「この制度はとても使い勝手がいいんです」

大家族は、イタリアでも次第に過去のものとなった。同国はヨーロッパで有数の低出生率の国であり、ジョルジャ・メローニ首相も教皇フランシスコも、「イタリア人は消滅の危機にある」と警告したほどだ。ところがその趨勢(すうせい)に最も抗っているのが南チロルと呼ばれるアルト・アディジェ地域(ボルツァーノ自治県)とその県都ボルツァーノでは、数十年以上出生率を維持し続けている。

その理由として専門家たちが指摘するのは、アルト・アディジェの地方政府が、イタリア政府が支給する一時的な育児交付金をはるかに超えた、ファミリーフレンドリーな支援の網を長年にわたって拡充し、手厚いものにしてきたことだという。

・・「子を持つというのは長期プロジェクトなんです。ですから、その施策も長期にしなくてはいけません」
こうした取組みは、ボルツァーノを中心としたこの地方を特徴づけているだけでなく、イタリア国内でも傑出した存在にしている。

・・専門家たちの話では、不安定なイタリアな政府が何十年も好んで続けてきた短期間の育児交付金よりも、この地方自治体の持続的で頼もしい子育て費用支援のほうが重要だという。

「国の大半の施策が一時的支援なのに対して、ボルツァーノ自治県は何年にもわたって継続的な費用援助をしているという違いがあります」と、トレント大学の人口統計学者アンニェーゼ・ヴィターリは説明する。

「誰も、一時的な施策を頼りに子供を持つ気にはなりません」

・・子供が3人以上いる全世帯に支給される「ファミリープラスカード」のおかげで、ボルツァーノ中の多くの店で2割引きで買い物ができ、地元のスーパーではさらなるディスカウントもある。また交通費の割引きも利用できる、とティッチアーナ・バルツァーマは言う。

ファミリーフレンドリーな交付金制度を1980年代に開始したとき、ボルツァーノ自治県は東ドイツから「ターゲスムッター」すなわち保育ママの制度を輸入した。この制度のもと、県は自宅を保育所に転用する教師たちに証明書を与え、登録し、支援をおこなう。この制度は田舎でとくに普及している。「ここの子育て世帯は、網の目のように広く配置されている小規模保育所に頼っています」と、トレント大学で経済学を教えるマリアンジェラ・フランキは言う。
・・仕事復帰を希望する母親たちには、県が格安の公立保育園を用意してくれている。

「友達の多くには子供がひとりかふたりしかいません。自分の人生を生きたいからって。でもここなら、子供がもっとほしければ支援は得られるんです」とバルツァーマは言う。

「ローマに子供が4人いる友人がいるんですが、子育て支援のサービスにどっさりお金を払っていますよ」
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