単純肉体労働に甘んじるインテリ・ワーカーひらやま的生き方！に憬れ、自分もやってみたいと思う青・中年が増えるよ。現場的日常を悦びとする国産の働き手が増えれば、練度の低い移民労働者の需要は、それだけ減り、治安は欧米程のスピードでは低下せず労働対価は上がる。
浅草地下街の馴染みの飲み屋。いつもの酎ハイ。
新書・文庫オール100円！の馴染みの古本屋。
スナックのママがリクエストにお答えして歌うは、演歌…ではなくて「朝日の当たる家」！
掃除休憩中、ベンチで飲む牛乳パック500ml。銭湯。コインランドリー…
やっすい風呂無し路面アパート。コンビニと自販機の遍在に支えられた日常。
外国人が、this is Japan!と期待する、いつもの「美しい日本」ではなく、どっちかと云えば底辺的日常の「良さ」を日本人に再評価させる映画かも。
映画好きな訪日客が、"Perfect days" tour をやっちゃうかも知れぬので、浅草地下街（日本最古）の飲み屋は、今から対応を考えとけよ。英語メニューの用意とか席の増設とか。
地下街全体の換気システムの改善も必要。よどんでる感じがするので。でも、薄暗い照明は今のままでイイや。
あの…くたびれ、零落れ、終わってしまった感が堪らなくイイっ（涙）！
まるで、すたれた浅草そのもののようだ。今ある浅草は、実のところ、100年も前に終わった盛り場の遺構だからね。
というわけで、この映画を、特に映画好きではない日本人諸君にも勧めるわ。理屈抜きで観れる。分からなきゃ、途中で寝たりせず、分からんまま観れるから、2023年カンヌ映画祭主演男優賞作品！と血相を変える必要は無い。
石川さゆり、飲み屋の女将役を好演 映画『PERFECT DAYS』本編映像解禁
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=7745126
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