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2023年09月24日13:46

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カン違いレヴュ、発見 Σ( ̄▽ ̄|||))

★★★☆☆ 古楽器なら何でもいいわけではない
2005年10月1日に日本でレビュー済み
 クイケン兄弟は古楽器派の第三世代になる。第二世代にあたるアーノンクール、レオンハルトらが完成した演奏法、解釈法を「生まれながらに」伝承できた世代である。そのように恵まれた環境におりながら、わたくしは彼らの解釈には厳しい評を与えざるを得ない、と思っている。ソリストとしてはまだしも(バルトルドなどはソリストとしても問題がある)指揮となると、第二世代である彼らの師匠には遠く及ばない。もともとソリストとして出発して指揮に転向したブリュッヘンが成功しているのは、彼がアーノンクール(チェリスト)やレオンハルト(鍵盤奏者)と一緒に、新しい(=古い)技法の開拓を行った経験が生きているからに違いない。
 世の中、きちんとした教育を受けたがゆえに失われるものもあるのである。ここでの彼らの演奏は、外見的な美しさを優先し、バッハの「精神性」、あるいはその表現がふさわしくなければ、バッハが伝えようとしたものを見失っているように思われる。当然すぎることであるが、古楽器を使っただけではバッハ演奏は十分ではない、どころか、わざわざ古楽器を使用する理由が見当たらなければ、現代楽器を使った方がまだしもマシな演奏になるのである。

 ↑S・クイケン指揮の、大バッハ『ヨハネ受難曲』(1987年スタヂヲ録音)の、カン違いレヴュ Σ( ̄▽ ̄|||)) クイケン兄弟が、「勉強してナい」と、云いたげ ( ゚∀。|||) で、「精神性」って、何???
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