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2023年09月09日18:25

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【読書日記】『ルポ西成~七十八日間ドヤ街生活~』〜これでルポルタージュなの? え……?〜

 9月7日、木曜日。

 朝、通院。

 「毎日、夜に寝て、朝に起きたいです。眠られるようにして下さい」と懇願するも、「薬、増やさないからね。頑張ってる、頑張ってる。だから頑張ろう〜!」と誤魔化された……(^^;)

 買い物をしてから昼に帰宅。

 夕刻に訪問看護が入っていて、その後、夜に『エドワード・ヤンの恋愛時代 4Kレストア版』を観に行くつもりだったのだけれど、塚口サンサン劇場で今月末から2週間上映してくれると知った途端に「じゃあ、イイや」となった。

 時間が空いたので、西成の某マンションの管理人さんに借りた『ルポ西成~七十八日間ドヤ街生活~』(彩図社:刊、國友公司:著)を読了。サクサクと読めるが、踏み込みが浅く、著者の視点も気になった。「1泊500円の最底辺ドヤである『かなめ』で、部屋を見せて欲しいと言ったら大声で怒鳴られ追い返された」というような記述があるが、きっと物見遊山な感じを丸出しにしていたのだろう。あの界隈のドヤでは、一見の若者なんてえのは当然に疎まれる。『かなめ』の管理人さんは難しい人だし。けれど、きちんと話せば「怒鳴られて追い返され」るなどという事はない。現にユーチューバーのタケヤキ翔君は、尖った対応をされながらもフランクかつ、失礼の無い言葉で語りかけ、泊っていた(←尚、僕は宿泊した事はないけれど、『かなめ』には何度か足を踏み入れている。湿気がごつく、内部は迷路に近い……) 飯場生活のパートも、「たったの10日間で、じゃあなあ……」と。それも「本を書くために来ました」と吹聴しておいて、何が潜入ルポルタージュだよ、とも思う。飯場ルポなら『だから山谷はやめられねえ―「僕」が日雇い労働者だった180日 』(幻冬舎アウトロー文庫:刊、塚田努:著)の方が、ずっと面白い。『スーパー玉出』の弁当に対して繰り返される蔑みの文章もなあ。確かに、鮮魚などは僕も避けるし、事実、大阪人からも蔑視の対象とされる事が多いけれど…… ただ、「化学添加物満載っぽい」といった事が書いてあるが、あそこの弁当は外部仕入れのものを除いては、全部手作りなんだよ。外部仕入れのものの方が、余程に添加物が山盛りだ。まあ、店舗(というか調理者)によって、美味い・不味いの差は激しいけれども。<〇〇店のお浸しは水切りが甘くて傷むのが速い。〇〇店は大丈夫>とか、ね。とにかく、まず<先入観に最初から最後まで囚われていて、個を見ずに、誰も彼もが同じだとキメツケてかかっている>といった風。色んな人が居るけどね、あの街。けれど、ポン中とアル中とギャンブル狂いとヤクザと犯罪者と落伍者しか居ない、って風に書いている。まあ、狙ってそう書いてるのだろうけれど、全員がそうであるわけがないし、それにあの界隈で生まれた人間の立場はどうなるんだよ。あと、ハッテン場やドヤの実名を挙げておきながら、建設会社や産廃業者、暴力団の実名は伏せるってどうなのよ? 登場人物が放つ「人生なんて死ぬまでのヒマつぶしや」という一言だけ心に残ったけれど。なんだかなあ……、な一冊。西成について、きちんと知りたいと思えば、もっと他に良い本は沢山有る。だから読み捨て……

 いやいや、捨てたらアカンっ!! 僕の本やないっ!!(汗)

 読了後、「今日は眠りたいなあ…… 明日、頑張りたいし」となった。

 そのため「いつも、睡眠薬を飲んでも眠られないから、訪問看護さんがいらっしゃる直前に飲んでおいて、お帰りになられたら速攻で寝よう」として、薬を服用。

 珍しく、バカ効きした……

 こんな時に限って……

 看護師さん(=所長さん)の、「あ、珍しく眠られそうですね。もう横になっちゃって下さい」という言葉を聞いた途端に意識が消失した。落ちた。ホント、珍しい。

 その後、22時頃に一度目が覚めたけれど、「ここで目が冴えてもぉたら、明日、仕事できへんわ……」と思い、眠剤を追加服用。

 結果、朝までズブズブに眠りこけた。

 もう、ホント、ズブズブ。

 3〜5日、不眠が続いては、ズブズブというパターンが続いている。

 良くないなあ。

 なんとか外には出続けているけれども。

 というわけで、翌日、金曜日は「あー! まだ眠り足りない!! 身体が怠い!!! 鬱々する!!!!」と感じつつも、ちゃんと通所して作業をこなすのでありました。

 以上である。
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