涙がはらはらとこぼれる映画は今までようけあったけども、これは声を上げて泣きそうやった。映画館やから我慢したけど。家でアマプラとかで見てたら絶対声を上げて泣いてた。
もうみんな他人事(ひとごと)ではないよマジで。
私ぐらいの人(親の介護する年代)がようけ見に来てはった。せやろな。
両隣の人も泣いてはった。
今までにも過去に何度か実際にあったけど、父一人子一人やから自分が親の介護せなあかんけども自分が働かなあかんし、でも施設に入れるお金が無い場合仕事辞めて面倒みなあかんし、そうなると収入なくなるし、ほんで生活保護申請したら「健康な大人やから」て却下されるし、いや自分は健康やけど状況的にそれは今すぐ無理で…食えなくなり父殺す、みたいな。
殺した息子は殺人犯になるけど、ニュース見てて、いやそれはかわいそうやわぁ、ていつも思ってた。
殺したのは息子ではなくて「日本」では?
といつも思ってた。
ラストで主人公は「それな!」ていうようなセリフを言う。
映画館で「それな!」て言いそうになった。
私は、もう家族に言うてあるねん、もし将来私が認知症になってモノがわからんようになったらもう殺してな〜、て。いやほんま
でもこれ正解は無いのよねぇ。人によって考え方も違うから。
そこも映画では正解を出さないような描き方をしてて良かった。そこが素晴らしかった。
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