8月11日（金）13時開演@銀座ブッロッサム
コント「敬老会謝金編」
柳亭市松「提灯屋」
三遊亭歌武蔵「唐茄子屋政談」
仲入り
柳家喬太郎「任侠流山動物園」
三遊亭兼好「応挙の幽霊」
久々の落語教育委員会。
ハガキが来ていたので獲ってみたら、前から3列目ドセンター！
●コント「敬老会謝金編」
田舎での歌武蔵出演の落語会後の楽屋に、地方町役場の福祉課課長の喬太郎と部下の兼好。ギャラの振込先に銀行口座の番号を歌武蔵が伝えようとすると、喬太郎のケータイが鳴りまくる。ついにブチギレる歌武蔵、「人の口座（高座）を聞く時は、ケータイ、スマホの電源を切れ！」お馴染みのコント。
●柳亭市松「提灯屋」
市馬さんの9番目のお弟子さん、今年5年目で二つ目になったようだ。頭から噛むのでドキドキ。こちらいいネタなので、もう少し頑張って欲しいです。ちなみに市松くんの紋は「丸に花菱」カッコイイです。
●三遊亭歌武蔵「唐茄子屋政談」
キラキラの青い袴で登場「只今の取り組みにつきまして…」もそこそこに噺へ。そこそこ大きめのネタであることは想像がつく。若旦那が死にかけて「唐茄子屋政談」。歌武蔵では初めて、こんなのもかけるのね。吉原田圃での売声は、ついつい志ん朝と比べちゃうけれど。あそこまで人物の為人（ひととなり）が描けたら、そりゃあ凄いよね♪
仲入り前に時計を見たら、市松くんと合わせて1時間15分。二人とも長めのネタではあった。
●柳家喬太郎「任侠流山動物園」
仲入り明けの出囃子が「まかしょ」で（となると、兼好さんがトリかぁ）。
元々膝が悪かったんだね、今日もここ1年ぐらいは見台を使ってることを言ってくれた。本日11日は圓朝忌。色々な落語にまつわる11日について教えてくれた。まさか圓朝噺？！『死神』？！夏だし？
学生の時に落研代々のバイトの話、� 屮淵椒福廚稜篥后�「森の唄もよろしく」は懐かしいね。�▲謄�ヤで綿飴をやって、慣れないうちは割り箸の角で指を血だらけにした話。そしてまぁ時節柄、話題は日大の話にも「真理子ちゃんも流石に可哀想」って。
夏休みに孫を連れたおじいちゃんが動物園に行くところから「任侠流山動物園」？！「ブヒー」の途中で「最初は別のネタのつもりだった。魔が刺した。」とボヤく。でも動物に成り切るのはストレス解消になるんでしょ？まさか圓朝噺と天秤じゃないよね…？人じゃない分、キャラ作りも極端で、アニメっぽかったりして。最後は浪曲に。サゲの後も、観客は余韻を楽しむように拍手が鳴り止まず。
●三遊亭兼好「応挙の幽霊」
兼好さんが出てきたときも、客は喬太郎の余韻に浸っていたと思う。開口一番「いやあ、面白かったですね〜！ありゃぁ、クスリやってんでしょうね。じゃなきゃ無理でしょ？」と注射を打つ仕草で…一気に自分の世界に引き摺り込む。流石！日大の話題もひとくさり。
で幽霊の話になって「お菊の皿」かな？夏だし。と思ったら「応挙の幽霊」。すぐに演目はわかったので聴いたことはあるのだろうが、珍しいネタかな？夏には多いかも。いや、良い噺ですな。「野晒し」も幽霊が出てくるけどマジものだし。酒呑みが相手だから可笑しくて、より落語っぽいかな。
昔、『圓朝まつり』が谷中でやってた時に、全生庵で幽霊画展やってたのを思い出した。会場もそうだけど、死にそうに暑い一日に落語協会のお祭りは夏の風物詩だったなぁ。。夏に実家の墓以外に手を合わせたのは、圓朝さんだけだったか。
なお調べてみたら、今年も8月中は全生庵で圓朝所蔵だったという『幽霊画展』をやっているらしい。円山応挙筆の幽霊画もあるので、興味のある方はぜひ。
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