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2023年07月05日21:52

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【第78期本因坊戦七番勝負第5局】

■井山三冠勝ち2勝3敗に=囲碁・本因坊戦
(時事通信社 - 07月05日 20:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=7477257

囲碁の井山裕太本因坊(34)に一力遼棋聖(26)が挑戦している第78期本因坊戦7番勝負(毎日新聞社主催)の第5局が5日、前日に続き京都市左京区の寂光寺で打たれ、井山本因坊が197手で黒番中押し勝ちしてカド番を凌ぎ、対戦成績を2勝3敗とした。
持ち時間各8時間のうち消費時間は井山本因坊が7時間54分、一力棋聖は7時間59分。
次の第6局は11、12の両日、甲府市で行われる。

● 井山本因坊、1回目のカド番を凌ぐ ○
https://mainichi.jp/articles/20230705/k00/00m/040/255000c

一力棋聖の勝勢で折り返しての本局、黒番の井山本因坊が小目と小目に対して、白番の一力棋聖が星と小目でスタート。
黒は左上へケイマに掛かり、白は手抜きして右上へ一間に掛かった。
黒は左上でケイマに掛けて、白が押して黒も押して白の実利、黒の厚みという分かれになった後、黒は右上をケイマに付けて白はツケヒキ定石を選択したが、白は繋ぎを手抜きしたので、黒は咎める様に厳しく切った。
白は再び手抜きして左上を詰め、黒は上辺へ詰め返していく。
白はコスミから動き出して、最初の戦い開始となった。
上辺付近で最も厳しいとも言える手を選択したので、早速難解な局面になっていくのかと思われたが、白は生きを確保して、黒は外勢を築きつつ、切断した白を続けて攻めていく態勢を整えていく。
ここで右上も折衝が入って、白は切ってきた黒を捕獲して一段落となった。
次に黒は左下の三々へ侵入して実利を確保して白は厚みを築き、右下へケイマに掛かっていく。
今度は黒が手抜きしたので、左上に近い動きになっていくのかと思われたが、黒は穏やかに対応した。
右下が途中の状態であったが、左辺付近に白の模様が形成されつつあったので、黒は左辺へ打ち込んでいく。
白は下側から詰めて、戦い開始となった。
更に上部からも迫って挟撃での攻めを目指す。
黒が連絡しようとしたので、白は当然ながら反発して厳しい攻め合いへ突入していく。
左上の一段が急場の様相と化したため、黒は上辺でやり返して右上の黒との連絡を実現させて凌ぎ切った。
左辺から中央付近での攻め合いが続く中で白は中央側から厳しく黒への攻撃を継続していく。
厳しい状況が続いていた黒が左下の石との連絡にメドが立ち、右下の石の凌ぎに全力を挙げる。
この部分でも白3子を捕獲しながらの凌ぎにメドが立った。
どんどん劣勢化してしまった白は、右辺を大きく纏めての挽回に全てを懸ける展開になっていく。
優勢になっていた黒は打ち込んでいくのではなく、外側からの侵入により白地の削減に着手した。
一方で白は、ここ迄にめい一杯で打ってきた為に生じていたキズの補強が手抜き状態にあり、そこを黒に突かれて局面が思う様に改善されなかった。
そして、左上での侵入と上辺の生きの確保を見合いにされてしまい、左辺で白地を拡大させるも右辺の白地がどんどん侵略されて差は一向に縮まらない局面が続き、遂に戦意を喪失してしまった。

これで、井山本因坊は2勝目。
赤信号が点灯している厳しい状態を黄色信号の点灯まで戻すことが出来た。
今期シリーズは中盤戦が終了し、一力棋聖の優勢で後半戦へ入っていくことになった。
井山本因坊は、ニギリへ持ち込む事が出来るかどうか!

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