さらば地球よ…999で星と光の海へ…。

福岡・久留米に生まれ、戦争で愛媛に疎開。
戦後に福岡に戻り、小倉(北九州市)で育った１人の少年が、18歳の時に夜行列車に乗り、丸１日がかりで東京へ向かった。
買えたのは、行きの切符のみ。帰る気はない。
その姿は､「999」の鉄郎そのものだった…。

様々な漫画を描き、そしてたどり着いたのは…。
「999」､更に「ヤマト」「キャプテンハーロック」と、宇宙を舞台にした作品。
その壮大さに誰もが惹き付けられ、夢中になった。

「999」は､1000に１つ足りない。
その１つを探す列車の旅…それは、人生そのもの。

先生が育った街・小倉の玄関口、小倉駅の北口に、メーテルと鉄郎(と、ハーロック)の銅像がある。
いわば､「999の始発駅」であるこの場所。今、再び片道切符を手に、星と光の海へ旅立った…。

謹んで、ご冥福をお祈りします。


「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」
松本零士さん死去、85歳・急性心不全(2月13日)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=7307575