mixiユーザー(id:11748525)

2022年12月25日16:00

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紹介用小説・・アッコン陥落の嘆きを謡う吟遊詩人

こんにちは 小説等を書いてます
・・・・一部
「アッコン陥落 あれは最後のイエルサレム王国だった」 
十字軍の国だった散っていった・・イエルサレムに作られた国々 最後の王国 それは吟遊詩人の少年が謡う遠い記憶の出来事

終わりの時に 聞こえるのは 喪う者たちの嘆きの声
それは嘆きの歌声

歌いながら 吟遊詩人の少年は思い出す

二人の幼い子供の事を…

中略・・

今はアドベントの時間 祝福と雪の季節の時間
間もなくクリスマス・イヴが訪れる 市場(マーケット)が開かれ彼が賑やかで美しい街角で歌っている時だった。
一人の貴族の老人が 彼を潤んだ瞳で見ていた
歌が終わり そっと邪魔にならぬように老人がやって来る

「貴方だ 間違いない 長く忘れ果てていたが 私は思い出した あの故郷のアッコン」 
「最後のイエルサレム王国 六十年以上前に滅び去った国 

アッカ、アッコンのイエルサレム王国」
アッカ、あの熱い大地の王国で 貴方は幼い私と妹を救い両親の下に連れて行ってくれた」 涙声で老人は 吟遊詩人の少年にそう告げたのだった

https://kakuyomu.jp/works/16816927859768069803

その他SF
https://kakuyomu.jp/works/16817330647895437558
ほのぼの
https://kakuyomu.jp/works/1177354054921271930


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