民主主義

■貴族の子孫や裁判官も　ドイツで極右のクーデター計画　25人を逮捕
(朝日新聞デジタル - 12月07日 21:17)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=7216182

　こんばんは。

　いよいよ年の瀬ですね。

　さて、このニュース、驚きましたね。もちろん、暴力にて政権を奪ってはいけません。これは、大前提です。これは、民主主義の世の中、当たり前のことです。

　でも、前から不思議に感じていることがあります。民主主義というのは、市民が自らの手により選択し、その結果についても責任を取る制度です。戦前の独は、当時、最も民主的と言われたワイマール体制下で、ヒトラーの国家社会主義（ナチズム）は、少なくとも当初は、合法的に選挙により政権を獲得しています。つまり、民主主義の申し子なのです。また、民主主義においては、基本的に個人の思想信条のような内心的自由は、最大限、認められるはずです。

　しかし、現在の独では、国家社会主義に迎合するような思想・行動は基本的に禁止されています。敗戦国であり、近隣の諸国との関係性もあるのでしょうが、これが、本当に民主主義として正しいあり方なのでしょうか？

　じゃあ、だからと言って国家社会主義（ナチズム）を合法的政党として認めるか？と問われると、正直、困惑するのも事実です。国家社会主義（ナチズム）は、社会・共産主義の考え方の一つの流派（キリスト教で言えばローマ・カトリックとか、ギリシア正教等の宗派）ですが、毛沢東主義は？スターリン主義は？と聞かれるとよく判らなくなります。

　民主主義って難しいですね。誤解のなきよう申し上げますが、私はヒトラーや国家社会主義（ナチズム）の信奉者ではありません。一つの例として挙げただけです。でも、全ての方の内心的自由を認めるのが、民主主義だと思うのですが・・・「思うのは自由だが、言うのは必ずしも自由じゃないのさ。」かもしれません。

　写真は、先日、マコの納骨を行ったのですが、そのお寺の写真です。