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2022年11月03日21:05

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餃子の王将事件3

暴力団幹部とみられる人物 事件数日前 現場近く防犯カメラに
10月29日 07時03分

9年前、「餃子の王将」を展開する会社の社長が京都市の本社前で銃撃され死亡した事件で、28日、警察に逮捕された工藤会系の暴力団幹部とみられる人物が、事件の数日前に現場近くの防犯カメラに写っていたことが捜査関係者への取材でわかりました。暴力団幹部は逮捕直後の調べに対し黙秘したということです。
平成25年に、「王将フードサービス」の京都市の本社前で、社長だった大東隆行さん(当時72)が拳銃で撃たれて死亡した事件で警察は、28日、特定危険指定暴力団・工藤会系の暴力団幹部、田中幸雄容疑者(56)を殺人などの疑いで逮捕しました。
田中容疑者は別の事件で服役していた福岡県の刑務所で逮捕されたあと、京都までおよそ11時間かけて車で移送され、29日午前4時すぎ、捜査本部がある山科警察署に入りました。
捜査関係者によりますと事件の数日前、現場近くの防犯カメラに写っていた人物と田中容疑者の歩き方を映像で比較をした専門家から「同一人物とみて矛盾しない」という鑑定結果が最近になって示されたということです。
当時、田中容疑者は福岡県内に住んでいて、警察は事件の数日前には京都に出向いて下見や銃撃の機会をうかがっていた疑いがあるとみて調べています。
警察は、認否を明らかにしていませんが、捜査関係者によりますと逮捕直後の調べに対し黙秘したということです。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20221029/2000067778.html

「餃子の王将」社長射殺事件 被害者の長男がコメント
10月29日 00時32分

殺害された大東隆行さんの長男の剛志さんが警察を通じてコメントを発表しました。コメントの全文は次の通りです。
「父を殺害した犯人を逮捕したと警察からうかがいました。当たり前の日常が突然奪われたあの日から9年が経とうとしています。
ようやく逮捕の一報を聞きましたが、正直『やっと。』という思いと『なぜこのような長い月日となったのか。』と色々な思いが交錯しています。
今、私たち家族が思っていることは、なぜ大切な父の命が奪われなければならなかったのか、警察には、今後の捜査で、犯人の背後関係も含め、しっかりと真実を明らかにしてもらいたい気持ちです。
また事件後、様々な方々から私たち家族に対し励ましや温かい言葉をいただき、本当に心の支えとなり、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
犯人を許すことは到底できません。
裁判では犯人を極刑にして欲しいと願っています。
最後にマスコミの皆様へのお願いです。
現在私たちが置かれている状況、心情等をご斟酌頂き、我々遺族に向けての取材等は控えて頂きますようお願い申し上げます。」
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20221029/2000067777.html

被害者の長男が警察通じてコメント発表
10月29日 00時30分

殺害された大東隆行さんの長男の剛志さんが警察を通じてコメントを発表しました。コメントの全文は次の通りです。
「父を殺害した犯人を逮捕したと警察からうかがいました。当たり前の日常が突然奪われたあの日から9年が経とうとしています。ようやく逮捕の一報を聞きましたが、正直『やっと。』という思いと『なぜこのような長い月日となったのか。』と色々な思いが交錯しています。今、私たち家族が思っていることは、なぜ大切な父の命が奪われなければならなかったのか、警察には、今後の捜査で、犯人の背後関係も含め、しっかりと真実を明らかにしてもらいたい気持ちです。また事件後、様々な方々から私たち家族に対し励ましや温かい言葉をいただき、本当に心の支えとなり、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。犯人を許すことは到底できません。裁判では犯人を極刑にして欲しいと願っています。最後にマスコミの皆様へのお願いです。現在私たちが置かれている状況、心情等をご斟酌頂き、我々遺族に向けての取材等は控えて頂きますようお願い申し上げます。」
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20221029/2010015881.html

「餃子の王将」社長射殺事件 容疑者逮捕で警察が会見
10月29日 00時30分

9年前(平成25年)、「餃子の王将」を展開する会社の社長が殺害された事件で、京都府警察本部は、28日、福岡県の福岡刑務所で服役中だった工藤会系の暴力団の幹部を殺人などの疑いで逮捕しました。
京都府警察本部は会見で、「背後関係を含めて事実の解明に邁進していく」とし、全容解明に向けて捜査を進める方針を示しました。
平成25年、全国で「餃子の王将」を展開する「王将フードサービス」の京都市の本社前で、社長だった大東隆行さん(当時72)が拳銃で撃たれ死亡しました。
警察は、28日、北九州市の特定危険指定暴力団・工藤会の2次団体の石田組幹部、田中幸雄容疑者(56)を殺人と銃刀法違反の疑いで逮捕しました。
京都府警察本部の中野崇嗣刑事部長は会見で、「引き続き捜査を推進し容疑者の背後関係を含めて事実の究明に邁進していく」と話し、全容解明に向けて捜査を進める方針を示しました。
会見では、容疑者について、現場を中心に防犯カメラや聞き込みなどの捜査や鑑定を積み重ね特定したとする一方、認否については捜査に支障があるとして明らかにしませんでした。
京都府警察本部は福岡県警察本部との合同捜査本部を山科警察署に設置し、捜査を進めるとしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20221029/2010015880.html

「餃子の王将」社長射殺事件 容疑者逮捕で警察が記者会見
10月28日 23時36分

9年前(平成25年)、「餃子の王将」を展開する京都市の会社の社長が拳銃で撃たれて殺害された事件で、警察は福岡県の刑務所で服役中だった工藤会系の暴力団の幹部を殺人などの疑いで逮捕しました。警察は28日夜、会見を行い、「背後関係を含めて事実の解明にまい進していく」と述べ全容解明に向けて捜査を進める方針を示しました。

平成25年12月の早朝、全国で「餃子の王将」を展開する「王将フードサービス」の京都市の本社前で、社長だった大東隆行さん(当時72)が拳銃で撃たれて死亡した事件で、警察は、28日、北九州市の特定危険指定暴力団・工藤会の2次団体の石田組幹部、田中幸雄容疑者(56)を殺人と銃刀法違反の疑いで逮捕しました。
28日夜、京都府警察本部が会見を行い、中野崇嗣刑事部長が「引き続き捜査を推進し容疑者の背後関係を含めて事実の究明にまい進していく」と述べ、全容解明に向けて捜査を進める方針を示しました。
会見では、容疑者について、現場を中心に防犯カメラや聞き込みなどの捜査や遺留物の鑑定を積み重ね特定したとする一方、容疑を認めているかどうかについては捜査に支障があるとして明らかにしませんでした。
京都府警察本部は福岡県警察本部との合同捜査本部を山科警察署に設置し、捜査を進めるとしています。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20221028/2000067774.html

王将フードサービス社長“本当に長い時間 容疑者逮捕に感謝”
10月28日 20時38分

9年前、「餃子の王将」を展開する会社の社長が拳銃で撃たれて殺害された事件で、警察は28日、福岡県の刑務所で服役中だった工藤会系暴力団の幹部を殺人などの疑いで逮捕しました。
王将フードサービスの渡邊直人社長は28日午後8時ごろ、京都市山科区の本社前で報道各社の取材に応じました。
渡邊社長は「本当に長い時間ではありましたが、こうして容疑者逮捕という報に接しまして今までお客様、捜査関係のみなさまにご尽力いただいたことに感謝申し上げたいと思います」と述べました。
そのうえで「皆さんのご厚意に報いるためにも、より良い店をつくっていくのが、私の師匠でもある大東前社長の強い遺志だと思います。これからも今まで以上に社員一同、力をあわせて食を通じて世の中に貢献していきたいと思っています」と話していました。
一方、会社が過去に巨額の損失を出す不適切な取引を行い、大東さんが改善しようとしていたという第三者委員会による調査結果については「事件の全容が解明されているわけではないのでコメントは控えたいと思いますが、真摯(しんし)に受け止めて調査で指摘された事項を今後も粛々と改善していきたい」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20221028/2000067771.html

「餃子の王将」社長殺害事件 元役員「全容解明を」
10月28日 20時52分

9年前の事件当時、「餃子の王将」を展開する会社の役員を務めていた男性がNHKの取材に応じ、「全容解明のために捜査を徹底してほしい」と話しました。
事件が起きた当時、全国で「餃子の王将」を展開する「王将フードサービス」の役員を務めていた60代の男性は亡くなった大東隆行さんとは長年一緒に仕事をしてきたということです。
男性は28日、NHKの取材に応じ、田中容疑者の逮捕について、「ニュースを見たときはびっくりしました。迷宮入りするのかと思っていた中でやっと動き出して、安どしている人もいると思います」と話しました。
男性は、大東さんについて「お客様のことを愛している人でした。とにかくいいものを提供し、いいサービスをしようということに徹した人でした」と振り返りました。
そのうえで、今後の捜査について、「前社長と暴力団には接点はないと思いますし、全容解明のために捜査を徹底してほしい」と求めました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20221028/2010015879.html

王将フードサービス社長「本当に長い時間 容疑者逮捕に感謝」
10月28日 20時42分

9年前、「餃子の王将」を展開する会社の社長が拳銃で撃たれて殺害された事件で、警察は28日、福岡県の刑務所で服役中だった工藤会系暴力団の幹部を殺人などの疑いで逮捕しました。
王将フードサービスの渡邊直人社長は28日午後8時ごろ、京都市山科区の本社前で報道各社の取材に応じました。
渡邊社長は「本当に長い時間ではありましたが、こうして容疑者逮捕という報に接しまして今までお客様、捜査関係のみなさまにご尽力いただいたことに感謝申し上げたいと思います」と述べました。
そのうえで「皆さんのご厚意に報いるためにも、より良い店をつくっていくのが、私の師匠でもある大東前社長の強い遺志だと思います。これからも今まで以上に社員一同、力をあわせて食を通じて世の中に貢献していきたいと思っています」と話していました。
一方、会社が過去に巨額の損失を出す不適切な取引を行い、大東さんが改善しようとしていたという第三者委員会による調査結果については「事件の全容が解明されているわけではないのでコメントは控えたいと思いますが、真摯(しんし)に受け止めて調査で指摘された事項を今後も粛々と改善していきたい」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20221028/2010015878.html

「餃子の王将」社長殺害事件 暴力団幹部を殺人の疑いで逮捕
10月28日 18時40分

9年前、「餃子の王将」を展開する会社の社長が拳銃で撃たれて殺害された事件で、警察は28日、福岡県の刑務所で服役中だった工藤会系暴力団の幹部を殺人などの疑いで逮捕しました。
捜査本部がある京都に移送し、本格的に取り調べることにしています。
逮捕されたのは北九州市の特定危険指定暴力団・工藤会の2次団体の石田組幹部、田中幸雄容疑者(56)です。
捜査関係者によりますと平成25年、全国で「餃子の王将」を展開する「王将フードサービス」の京都市の本社前で、社長だった大東隆行さん(当時72)を拳銃で撃って殺害したとして殺人などの疑いが持たれています。
田中容疑者は平成20年に福岡市で大手ゼネコン「大林組」の社員などが乗った車に拳銃を発砲する事件を起こしたとして4年前に逮捕・起訴され、福岡刑務所で服役していました。
警察は田中容疑者の逮捕状を取って捜査員を福岡に派遣し、午後2時すぎに刑務所内で逮捕しました。
そして午後5時前、防弾ガラスを装備した警察車両に乗せ、捜査本部のある京都市の山科警察署に向けて出発しました。
これまでの捜査では大東さんや会社との接点は確認されていないということで、警察は何者かに依頼された疑いもあるとみて、京都で本格的に取り調べることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20221028/5020012137.html

9年前の「餃子の王将」社長射殺事件 暴力団幹部を逮捕
10月28日 17時06分

9年前(平成25年)、「餃子の王将」を展開する会社の社長が拳銃で撃たれて殺害された事件で、警察は28日、福岡県の刑務所で服役中だった工藤会系暴力団の幹部を殺人などの疑いで逮捕しました。
捜査本部がある京都に移送し、本格的に取り調べることにしています。
逮捕されたのは、北九州市の特定危険指定暴力団・工藤会の2次団体の石田組幹部、田中幸雄容疑者(56)です。
捜査関係者によりますと、平成25年、全国で「餃子の王将」を展開する「王将フードサービス」の京都市の本社前で、社長だった大東隆行さん(当時72)を拳銃で撃って殺害したとして殺人などの疑いが持たれています。
田中容疑者は、平成20年に福岡市で大手ゼネコン「大林組」の社員などが乗った車に拳銃を発砲する事件を起こしたとして4年前に逮捕・起訴され、福岡刑務所で服役していました。
警察は、田中容疑者の逮捕状を取って捜査員を福岡に派遣し、28日午後2時すぎに刑務所内で逮捕しました。
そして午後5時前、防弾ガラスを装備した警察車両に乗せ、捜査本部のある京都市の山科警察署に向けて出発しました。
これまでの捜査では、大東さんや会社との接点は確認されていないということで、警察は何者かに依頼された疑いもあるとみて、京都で本格的に取り調べることにしています。
【事件の経緯は】
事件が起こったのは9年前の平成25年、12月19日の早朝でした。
午前7時ごろ、全国で「餃子の王将」を展開する京都市山科区の「王将フードサービス」の本社前の駐車場で、社長だった大東隆行さん(当時72)が自分の車の脇で拳銃で撃たれて倒れているのが見つかりました。
大東さんは至近距離から胸や腹を4発撃たれ、亡くなりました。
身近な全国チェーンの社長が、会社のすぐそばで射殺されるという凶行は社会をしんかんさせました。
会社の創業から2年後に入社した大東さんは、平成12年に社長に就任しました。
店舗ごとの独自メニューなどユニークなサービスで、「餃子の王将」を業界大手のレストランチェーンに育て上げました。
早朝、車で出勤し、本社の周りをみずから掃除するのが日課だったといいます。
事件の当日も、自宅を車で出たあと午前5時45分ごろまでの間に会社に到着し車を降りた直後に襲われたとみて、警察は、捜査を始めました。
現場近くの防犯カメラに写ったライトの分析から、犯人はバイクで逃走した疑いが浮上。
事件の翌年には、逃走に使われたとみられる盗難バイクが、現場から1.5キロほど離れたところで見つかります。
ハンドルからは銃を発射した際に残る硝煙反応が確認されました。
一方、車などには大東さんが持ち歩いていた多額の現金が残されたままになっていました。
このため、警察は、強盗目的ではなく、拳銃の扱いに慣れた人物が大東さんの行動パターンを把握したうえで、計画的に犯行に及んだものとみて捜査していました。
その後、現場近くで見つかっていたタバコの吸い殻から検出されたDNAの型が田中容疑者のものと一致しました。
しかし、田中容疑者が事件に関わったことを示す直接的な証拠はなく、大東さんとの接点も確認されませんでした。
警察は慎重に捜査を進め、事件は未解決のまま、長期化していました。
【田中幸雄容疑者とは】
田中幸雄容疑者(56)は、北九州市の特定危険指定暴力団、工藤会の2次団体 石田組に所属する暴力団員です。
王将の事件が起きる5年余り前(2008年・平成20年)に福岡市で民間企業が狙われた事件に実行犯としてかかわっています。
14年前の平成20年1月に福岡市博多区で大手ゼネコン「大林組」の九州支店の社員が乗った乗用車が拳銃で銃弾4発を撃ち込まれた事件で、田中容疑者は4年前、銃刀法違反などの罪で逮捕・起訴されました。
裁判で事件への関与を否定しましたが判決では「直接の動機は不明だが工藤会や石田組が自分たちの利益のために大手ゼネコンを威迫する意図があったことがうかがわれ、反社会的な犯行として厳しい非難に値する」として懲役10年を言い渡され、確定しています。
【事件当時の工藤会は】
事件があった2013年当時、田中容疑者が所属する特定危険指定暴力団・工藤会は北九州市を中心に市民を標的にした襲撃事件を繰り返していました。
<工藤会による事件相次ぐ>
福岡県内では、▼2011年に、暴力団への利益供与を断るよう業界の関係者に呼びかけていた建設会社役員が射殺されたほか▼2012年には、長年、工藤会捜査を担当した福岡県警の元警部が銃撃され大けがをしたり、「暴力団員立入禁止」の標章を掲げていた飲食店の女性経営者が刃物で切りつけられたりする事件が起きました。
▼また、2013年には、工藤会トップの野村悟被告が施術に不満を持っていたとされる美容外科クリニックの看護師が帰宅途中に顔などを刃物で刺されました。
これらの事件すべてが裁判で工藤会による犯行と認定されています。
一方、北九州市では京都で事件があった翌日(12月20日)、過去に工藤会に殺害された漁協の元組合長の弟で、別の漁協の組合長をしていた男性が何者かに拳銃で撃たれて死亡する事件が起きていて、警察は暴力団が関わったとみて捜査を続けています。
<“特定危険” 壊滅作戦>
市民を無差別に狙った事件が繰り返される中、2012年には、福岡県公安委員会が施行されたばかりの改正暴力団対策法にもとづき、工藤会を全国で初めて「特定危険指定暴力団」に指定。
警察は、「壊滅作戦」と呼ぶ徹底的な取締りを行い、2014年にトップの野村被告らを逮捕しました。
<当時は道仁会VS誠道会も>
一方、2013年当時、福岡県内では抗争事件を繰り返していた「道仁会」と当時の「九州誠道会」の2つの暴力団が「特定抗争指定暴力団」に指定されていて、改正暴力団対策法にもとづく新たな制度が、いずれも福岡県内の暴力団に適用されるという、深刻な治安状況になっていました。
【工藤会の現状】
市民を標的とした襲撃事件を繰り返した工藤会に対し、警察は「壊滅作戦」と呼ぶ徹底的な取締りを行い2014年、トップの野村悟被告を逮捕。
あわせて4人の市民を死傷させた事件で、去年8月、福岡地方裁判所が死刑判決を言い渡し野村被告は控訴しています。
一連の取締りの結果、福岡県内の構成員は去年末の時点でおよそ200人と、ピークだった平成20年の730人と比べ3分の1以下に減っています。
また、北九州市にあった主要な事務所の撤去も相次ぎおととしまでに本部事務所が解体されたほか、ことし3月までに野村被告の出身組織でもある「田中組」の本部事務所も撤去され、組織の弱体化が進んでいるとみられます。
捜査関係者によりますと、こうした中、現在、工藤会の活動を主導しているとみられるのは本部が置かれていた北九州市ではなく、福岡市などを拠点とする傘下組織だということです。
このうちの1つが、「石田組」で、逮捕された田中容疑者は、この「石田組」の幹部を務めているということです。
また、工藤会の事情に詳しい関係者によりますと、田中容疑者をめぐっては、大手建設会社「大林組」の車が福岡市内で銃撃された事件の実行役として4年前に逮捕されたあと工藤会内部での役職が「専務理事」から1つ上の「上席専務理事」に昇任していたということです。
【王将 元役員“面識なく なぜ”】
長年、大東さんと一緒に仕事をしてきたという王将フードサービスの元役員の男性は、NHKの取材に対し、「逮捕された人物と自分は面識がなく、もちろん大東さんとも接点がなかったと思う。なぜ暴力団関係者が逮捕されることになったのかという気持ちです。事件の真相解明に向けて1歩前進したと思うので、背景などどの程度判明するのか今後の捜査の進展に期待したい」と話していました。
【事件当時の発見者“早く真相を”】
事件後、倒れている大東隆行さん(当時72)を最初に見つけたという、京都府京田辺市に住む富岡正和さん(67)は「早く真相を突き止めてほしい」と話していました。
富岡さんは、事件の4年前(平成21年)に大東さんの趣味だったハトレースを通じて知り合ったといいます。
大東さんが自宅で飼っていたハトの世話などをしていて、毎朝、大東さんの出社にあわせて「王将フードサービス」の本社に顔を出していたということです。
事件当日の午前7時前、富岡さんが本社前に着いた際、大東さんが車のそばで倒れているのを見つけたといいます。
心筋梗塞ではないかと思い、心臓マッサージを始めたところ、大東さんの腹部に血がにじんでいて、小さな穴が2つあいているのがわかったということです。
富岡さんは「パチンコの玉くらいの穴があいていました。駆けつけた警察官が『薬きょうや』と言ったのを聞いて、銃で撃たれたことを知りました。お世話になっていた社長が亡くなってことばを失いました」と話していました。
富岡さんは、事件からまもなく9年となる今も、大東さんの写真を常に車の中で保管していて、「一生大事な人だから持ち歩いています。この9年くらいずっと『事件前に元に戻ってくれ』と思っていました」と話していました。
また、28日、田中容疑者が逮捕されたことを受けて、「もう諦めていたので『まさか』と驚きました。大東さんには『まずは捜査が第一歩、進んで良かった』と伝えたい。今後は、誰かに頼まれて事件を起こしたのかなど、早く真相を突き止めてほしい」と話していました。
【容疑者逮捕で 会社がコメント】
「王将フードサービス」は28日夕方、コメントを発表しました。
この中で会社は「容疑者が逮捕されたとの報道がありました。事件解決に向けて、大きな進展があったものと認識しております。事件発生から8年10か月がたち、お客さまをはじめ、関係者の皆さまにはご心配をおかけしましたが、変わらぬ温かいご支援に改めて心より感謝申し上げます」としています。
そのうえで、「一刻も早い事件の解決を願うとともに、前社長の遺志を継いで、これまで以上に喜んでいただけるお店づくりに精進してまいります。また、この間、地道に捜査を継続した捜査関係者の皆様に対しても、心より感謝申し上げます」としています。
【元役員 “全容解明を”】
9年前の事件当時、「餃子の王将」を展開する会社の役員を務めていた男性がNHKの取材に応じ、「全容解明のために捜査を徹底してほしい」と話しました。
事件が起きた当時、全国で「餃子の王将」を展開する「王将フードサービス」の役員を務めていた60代の男性は、亡くなった大東隆行さん(当時72)とは長年一緒に仕事をしてきたということです。
男性は、28日NHKの取材に応じ、田中容疑者の逮捕について、「ニュースを見たときはびっくりしました。迷宮入りするのかと思っていた中でやっと動き出して、安どしている人もいると思います」と話しました。
男性は、大東さんについて「お客様のことを愛している人でした。とにかくいいものを提供し、いいサービスをしようということに徹した人でした」と振り返りました。
そのうえで、今後の捜査について、「前社長と暴力団には接点はないと思いますし、全容解明のために捜査を徹底してほしい」と求めました。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20221028/2000067749.html
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