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2022年10月28日22:53

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岡山・矢掛（やかげ）旅☆宿場町でありグルメロードとも言える重伝建保存地区。

今月最後のマイ連休は、車では２年１か月ぶりの瀬戸大橋を渡ります。

目的は全国旅二週目では三ヶ所目の重伝建保存地区である岡山県小田郡矢掛（やかげ）町です。参勤交代に向かう殿様方が通る旧街道沿いの宿場町でした。

約100Km強で到着！
道の駅「山陽道やかげ宿」の無料駐車場に停めます。

今はハロウィン仕様ですが、１１月には大名行列イベントを３年ぶりくらいに決行するらしいですね！

重伝建の保存地区はどこか？職員さんに聴くと道の駅の裏から出て左に小田川、右に重伝建保存地区に当たる旧山陽道があるそうで、宿場町らしく周辺全体が道の駅なんだと説明をしてくれました。なので道の駅の建物はシンプルでトイレと休憩サロン、観光案内所があるのみです。

眼前に見える旧街道の本陣通りと呼ばれる保存地区には、古民家を生かしたお店が一杯！
まず見る、ビジターセンターの虫籠（むしこ）窓や平格子にテンションが上がります。

矢掛の宿場祭りとして大名行列の幟が目立ちますね～。車が普通に走れるほど広い通りは昔の街道とは思えない立派なもの。

この通りには昭和風情の残る商店もあります。

このお店の前では年配の女性が呼び込みしてました。「もう少し回ってから来ますね！」と言ってとりあえず保留。

こちらは床屋も渋く昔ながらの呉服屋兼副全般の商店も見えます。

お菓子屋さんにリノベされたお宿。

侍（さむらい）イタリアンもそそられるけど、もう予約で一杯みたい。

昔ながらの商店に洋館風商店。

よし！呼び込みしていた「シーズ藤原家」で食べましょう。
こちらは雑貨もあるカフェでオムライスが売りです。

そうそう！矢掛の町は京風で間口が狭く奥が長い区分けなんだそう。
そんな訳で、思った以上に奥行きがあって広く、落ち着いた雰囲気でいい感じです。

注文は「キノコのモッツァレラチーズオムライス（９５０円税込）」をチョイス。
サラダや味噌汁、小皿も付いてメインのオムライスはおっしゃれ―な出で立ち(笑)です。
ライスもチキンライスではなく、白米でキノコと特製ソースとモッツァレラチーズの融合が和洋折衷を見事に演出してました。

ドリンクも付いていて最近のインドカレーの店で大好きになったホットチャイにしました。いずれにしても器もそれぞれお洒落で凝ってました。

さらに二軒隣の「t２Lab」で・・・

彩がいい団子のセットの大名行列からネーミングが連想される「元祖お団子行列（１５４０円税込）」でおやつタイム。注文はレジカウンターで行って、料金は先払い。お冷はセルフで席はどこでも自由なシステムです。ペイペイ払いOK!

待っている間に観る店内は、かつて地元商店街にあった喫茶店を彷彿する内装でモダンでした。

陶器の平皿に盛られた９種１２個のお団子（内容は表紙写真１枚目参照）は圧巻で、眼にも舌にもバラエティ―あふれたセット。

鉄器の急須で注ぐお茶も付いていてテンション上がりまくりでした。

次に訪れたのは、愛媛県大洲で観た「NIPPONA HOTEL」のような古民家を生かした宿が集まるエリア。北側に伸びる脇道に入ります。備中屋長衛門の裏側。ベンガラ調の壁がキレイ！

そんな宿の一つ蔵INN。

一階部分は見学可の様で入ってみます。絵画や柱時計などゆったりと観て、しばし休憩。

旧街道に伸びる路地沿いにも古民家宿の入口の暖簾が見えて風情あります

旧街道に出てすぐ見えるラジオ店と看板をあげたお店も昭和感あり。

さて旧街道から一旦、離れて駅に向かって北上します。

道中で出合った多聞寺とキリスト教会。

町を外れると田園地帯が広がります。

矢掛高校周辺から北西に・・・

JR矢掛駅あり。
駅舎内にはジビエ料理のランチを出す食堂がありました。

駅前の交番も古民家仕様(笑)

さあ、旧街道に戻って行きましょう。

昔ながらのお米屋さんや軒先に干した柿が懐かしい民家の向こうには櫓が・・・

そんな、火の見櫓ならぬ水見櫓が目立つ旧街道東エリアの一本北の筋にある「やかげ郷土美術館（２００円税込）」に向かいます。

館内では町出身の書家・田中塊堂と洋画家・佐藤一章の作品をはじめ、郷土ゆかりの作品が展示されています。

町木の赤松を使った伝統工法による、高さ16mもある水見櫓に登ります。階段の途中には水害の歴史フォトが見られました。

水見櫓から見る歴史のある町並みには、旧矢掛本陣石井家住宅が見えて、行く気マンマンになりました。

さっきまで上っていた水見櫓の全体像はこんな感じ！

「旧矢掛本陣石井家住宅（国重文）」。

JAF割で４００円税込。

「お時間ありますか？」とガイドの職員さんから声掛けしてくれて、丁寧な説明に感銘を受けました。
本陣は参勤交代で江戸と国元を行き来する大名や公家、幕府役人の宿泊や休憩の場として利用されていました。時には、人間だけでなく将軍にお目見えする象も長崎から江戸への道中、立ち寄った記録が残されています。
宿札（関札）。しっかり保管されていたようです。

御成門。
ここから殿様などが乗った御輿が入ったんでしょうね～。
「●●様のおなーりー！」。

立派な中庭。手水鉢もあります。

上段の間を備えた御座敷。
襖は金箔だったそうです。

現存する石井家の建物は江戸時代中期から後期に建てられたものを中心に順次改築され今に至っています。約１０００坪（約３２００㎡）。
展示蔵もあって勉強になります。石井家には多くの近世交通関係の古文書が伝わっており、その中には、薩摩から徳川１３代将軍家定に嫁ぐための道中、天璋院篤姫が矢掛本陣に宿泊した記録も残されています。

さらに家人の生活の場や家業の酒造業を営むための主屋、内倉、酒倉、西倉など、合わせて十数棟が建っており、往時の姿のままと言っていい保存状態で見た目にも良かったです。

　
再び西エリアから重伝建保存地区周辺を散策。
街道沿いには先述のシーズ藤原家でも書きましたが、“うなぎの寝床”と言われる間口が狭く、奥行きの長い家（106ｍが町内最長）が多く見られます。これには、昔は間口の広さで税金が決まっていたためという説あり。

洋館風の横山精肉店。

旧賀門たばこ店に手焼きせんべいのぼっこう堂。

赤い栄橋が見える本陣通りの西端に至りました。

さて、東に向かいながら振り出しを目指します。

古民家宿の矢掛屋本館に多賀文林道。

戻って参りました！シーズ藤原家。

そして、道の駅「山陽道やかげ宿」にて、宿の遅め（１７時）のチェックインまで車で一休み。

宿のチェックインのために行った「備中屋長衛門」から案内されたのは、なんと！すでに冒頭の頃に一階を楽しんだ「蔵INN」でした。古民家スティ朝食付きプラン（８４７０円税込）。

この絵が一番好きだな～。

二階が宿泊施設のようです。

通路から見えるお隣は一棟貸しの古民家宿の様で豪華っぽいですね～。

一番奥のベッドのあるシンプルな部屋。

屋根がそのままのロフト的に見える空間がいいです。Wi－Fiルーターがいますね！

そんな感じのコンパクトにまとめられた古民家リノベ宿で不便はありません！

暗くなってきて腹も減ってきました。

夜の保存地区に出かけましょう。

向かったのはラーメンも食べられる割烹の「待鳥」。

カウンターに座り、「炙りチャーシューめんのラーメンセット（１１００円税込）」をチョイス！
待っている間に見る店内にはサイン色紙があって、いつも観ている（主に香川県の回）岡山、香川の情報番組「金バク！」の今川アナのサインがありました。

シンプルな醤油スープに炙りの効いたチャーシューのラーメンは美味しく、唐揚げとごはんのセットで満腹になることができました。

帰りの道中で灯りだした大きな提灯がキレイで・・・

夢見心地で宿に到着。

その後は宿で日記作成に勤しんで、心地よい眠りに就きました。

令和４年１０月２８日１６時００分時点（令和４年１０月２７日木曜日分）の新型コロナ全国新規感染者は３９２５４人。

多い地域（１０００人↑）は、北海道４５１８人、千葉県１４０２人、埼玉県１９７７人、東京都３５２０人、神奈川県２２０８人、愛知県１８１０人、大阪府２２４６人、兵庫県１２９８人、広島県１２４５人、福岡県１０８２人の１０都道府県。

香川県での新型コロナ新規感染状況は１０月２４日に５９７人（１人死亡）、２５日に４６８人、２６日に４７３人（１人死亡）、２７日に４００人の感染が認められ、累計で１５万１０６人となりました。コロナ関連での香川県の累計死者数は３０４人です。

ちなみに現在滞在中の岡山県の１０月２７日の新規感染者数は６１５人。累計で２９万１４５５人となっています。

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