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2022年09月10日15:55

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【映画日記】『夏へのトンネル、さよならの出口』、『ウォーハント 魔界戦線』、『RUN/ラン』、『特捜部Q 知りすぎたマルコ』

 疲れているので、昨日(=9月9日)、『ハウ』以外に観た映画4作品について短くまとめておく。

●『夏へのトンネル、さよならの出口』

 『TANG/タング』を観るつもりで、なんばパークスシネマにまで足を運んだのだが、間違えて日曜日のタイムテーブルをインプットしており断念。急遽、TOHOシネマズなんばに移動。その時点で、観られるのは『グッバイ・クルエル・ワールド』と『百花』と……

 『夏へのトンネル、さよならの出口』、観てみようかな……、というわけでチケット購入。ハイ、何の前知識も無く、上映時刻が丁度良くハマったというだけの理由で観た作品です。入場者特典の配布有り。【本作の<その後>を描いた短編書下ろし小説】との事である。

【とある田舎町。幼少期に妹を亡くした事が心の傷になっている高校2年生の塔野カオルはある日、<欲しいものが何でも手に入るというトンネル=ウラシマトンネル>の存在を耳にする。やがて、偶然にも不思議なトンネルを発見したカオルは、ふとしたことからクラスで浮いた存在の転校生・花城あんずと共同戦線を張り、互いの願いを叶えるために2人で調査を開始するのだった……】というスジ。

 第13回小学館ライトノベル大賞で「ガガガ賞」と「審査員特別賞」のW受賞を果たした八目迷の同名デビュー小説を長編アニメーション映画化した作品で、作画製作は『映画大好きポンポさん』のCLAPが担当。

 公式HPはコチラ→https://natsuton.com/
(↑まずは予告編だけでも視てみておくれやす♪)

 コレがかなり好みの作品で嬉しくなった。純愛青春ファンタジーの秀作だ。ビニール傘、水族館、クリオネ、ひまわり、夏祭り、りんご飴、風車、そして花火…… 時代設定が2005年なので、ガラケー全盛期に青春期&青年期を送った人は、更にキュンと来るだろう。幾つか「?」と疑問に感じた点はあるのだけれども、それでも好き。偏愛。少しでも知られて欲しい、観て欲しい感動作品!!

 <何の前知識も無く、ふらっと劇場に入る>のも悪く無いと実感。天六ユウラク座&ホクテン座が在った頃は、しばしばそうしていたものだが、最近はめっきりしなくなった。うん、たまには。こういう風にして映画を観るのも悪く無い。

 新世界国際劇場に移動。


●『ウォーハント 魔界戦線』

 【第二次世界大戦末期の1945年。ドイツの森に墜落した連合軍の輸送機から極秘文書を回収せよという密命を帯び現地へ向かったアメリカ軍の捜索隊を怪異が襲う! その裏には森に巣食う魔女の存在が!!】というスジのアクション・ホラー。

 画面が暗くて暗くて、全編に渡って、何が映っているのか良く判らなかった。この劇場は、上映中も場内が幾分か明るいため、暗いシーンは非常に見辛くなる……、のだが、ここまで映像が判然としないとは…… 帰宅して、ネットで本作の予告編を視たが、充分に観られる質の映像である。どういうこったい……

 でもまあ、どのみち、好みのタイプの作品では無い。

 あー…… それにしても、もうちょっと何とかならないかなあ、映像の状態……(TT)


●『RUN/ラン』

 世評の高かった『search/サーチ』(←未見)の新鋭アニーシュ・チャガンティによる監督&脚本最新作『RUN/ラン』。【毒母による病弱娘に対する監禁サイコ・サスペンス】(←という触れ込み)だ。これも面白い! 観る者をグイグイグリグリと引きずり回してくれる。『ミザリー』、『コレクター』を連想した。ハラハラドキドキさせられる快感! これはなかなかにおすすめだ。


●『特捜部Q 知りすぎたマルコ』

 デンマーク産の人気ミステリー小説『特捜部Q』シリーズの映画化第5弾である(第1〜4作は未見。原作は現在8作目まで刊行されている。日本でもハヤカワ・ミステリ文庫より刊行済)

 本作から製作体制が刷新されたらしいが、「それがアカンかった……」、「前は良かったけど、今回はダメダメ」という評が目に付く。

 なるほど。この作品が一発目な僕も、「1〜4作目も観たい!」とは思わなかった。ケレン味に乏しく、温度の低いトーンは一見客を引っ張り込むには厳しい。非常に陰鬱で平板な仕上がりで、冗長に過ぎると感じた。シリーズのファンなら楽しめ部分も有るのかも知れないが、僕はノれずに置いてけぼりを喰らってしまった。これまた残念な出来。

【コペンハーゲン警察の「特捜部Q」は、過去の未解決事件を専門に扱っている】という設定そのものは「実に面白そうだ!」と食指を伸ばすに足る興味を掻き立ててくれたのだけれど…… だって、ミステリーになっていないもの。何、あの最後の<ドライブレコーダーの映像>は? 謎解きも推理も無し。おもむろに「ほれ、コレが真相!!」なんてぶん投げられても困ります……


 早朝に帰宅し、シャワーを浴びて眠気を飛ばしてから、少しネットを周遊。その後、そのまま通所。帰宅して現在に至る。

 この日のベストは『夏へのトンネル、さよならの出口』。次いで『RUN/ラン』。他の3作品は「……」でありました。

 以上である。


<左添付画像使用許諾:(C)2022 八目迷・小学館/映画『夏へのトンネル、さよならの出口』製作委員会>
<中添付画像使用許諾:(C)2020 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.>
<右添付画像使用許諾:(C)2021 Nordisk Film Production A/S. All Rights Reserved.>
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