mixiユーザー(id:11748525)

2022年08月20日22:56

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会話劇 大正ロマンシズムから・・

いつもありがとうございます。小説小話 前分続きです桜
同じストーリーの違うキャラです
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「凍える寒い冬の国、帝政ロシア 『クリミア戦争』後
西での拡大の次に 帝政ロシアが東へ侵攻で向かって日本とぶつかる日露戦争」
「あれは激しい戦争だった お陰で若い軍人だった私は片足を持ってゆかれたね」

年配の男はそう言って苦笑して明るく笑ったのだった。
喫茶店で彼の言葉を聞いている有栖達 

「お嬢さん達、あんみつは美味しそうだ」「はい 藤田男爵」
「うん 綺麗で可愛い婚約者 羨ましいものだ」京矢や子爵を見ながら一言
とても美味しそうに珈琲を飲んでいる

「幕末でも父は戦い 次には私が戦った‥それが良かれあしかれ、
この世界では残酷な出来事に戦争は絶えない よく似た悲劇を繰り返すばかり
だからこそ 君達は恋をして人として人生を過ごして 新しい時代を築いてほしいものだね 本当の意味での平和と安寧の世界に」

壁時計のチクタクとなる音に
次にはボーン、ボーンと時刻を告げる音がした。

話は少し戻ると‥
銀座の街を歩く有栖達 「虎屋の期間限定のお菓子よ」
「そうですわね 有栖お姉さま 急ぎましょう」
有栖達の会話に微笑む子爵たち
向こう側から杖をついて年配の男性の姿

「おや」「あれは‥」


「藤田男爵さま」「やあ」名を呼ばれた男性は微笑む
「男爵さま」有栖達も慌てて声を上げた。

藤田は元は武士の家系で男爵 藤田家は戦火の中で戦い
軍人としてだけでなく 農園と大きな貿易船を所有している。
気が付けば皆で茶店でのちょっとした茶会
会話を楽しんだ後で、微笑を残して藤田男爵は立ち去った

「いつも見ても風格のある方よね」「うん有栖ちゃん」

「あ、虎屋のお菓子 急がないと‥」


大正ロマンシズム 2つの恋の行方 (日本の大正時代などのラブコメ?)
https://kakuyomu.jp/works/16816452219936897169





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