中学時代に剣道部に在籍していた。
なかなか緩い集団だったのでガンガン練習するとか全然なくて、剣道そっちのけで随分どうでもいい事に興じていた気がする。
馬鹿なのでやたらと高い所に登って遊んでいた思い出が大半を占める(謎
ある時、使い物にならなくなった竹刀を分解して、弦と竹を使用して手製の弓矢を作ってみた事があった。
作る事自体は滅茶苦茶簡単で、矢は竹の先端を削って尖らせた程度の超原始的なもの。
それでも試し打ちで部室のシャワー室のドアに打ってみたら、木製のドアに突き刺さって穴が開いた。
こんなRPGの初期装備みたいなもんでもこれだけの威力があるのかと驚いたと同時に、何だか越えてはいけない一線の存在を感じて罪悪感が湧いてきたのを覚えている。
ドアに数個の穴を増やした後は、その弓矢を使った記憶は無い。
しかし世の中にはそのまま一線を越えて戻ってこれなくなる人も存在するんだよな。
そうなる可能性は誰にでもあるけど、その確率が限りなくゼロに近い世の中であり続けてほしい。
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