暦は春とはえい、まだまだ寒いなぁと思っていたら、少しずつ、あちらこちらに春を感じることが増えてきました。
皆さまにはお元氣にお過ごしでしょうか。
そろそろ「スギ花粉」という言葉に反応する方が増える頃ですね。
そんな「スギ」について、今月はお伝えします。
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さて、今年は樹木についてお伝えしています。
身近な木を楽しんでいただければ幸いです。
(『草木花の歳時記−四季花ごよみ』『いけばな花材大事典』他、引用・参照)
■3月:スギ■
まっすぐにすくすくと育つ意の「直木(すき)」が植物名の由来です。
スギは日本の特産の植物で、本州以南の各地に自生し、建築材として植林も盛んです。
建築用の柱、板材(昔は屋根葺き材にも利用)や船舶材、またその香りを活かし酒樽や各種の容器に用います。
葉は線香に使われます。
青森県から鹿児島県(屋久島)まで天然分布しており、各地に原生林が残っています。
常緑の針葉高木で、秋田杉、吉野杉は有名です。
また鹿児島県屋久島の原生林には、高さ65m、直径6.5mにも及ぶ縄文杉があり、樹齢数千年と言われる。
大別すると、太平洋側斜面に生育するオモテスギと、日本海側斜面に育つウラスギに分けられます。
オモテスギは針葉がほとんどまっすぐで枝に直角につき、樹形は早くから丸みを帯び、雪害に弱く雪折れが多いです。
これに反してウラスギは針葉が多少彎曲し、枝に鋭角につきます。樹形は先端がとがり、雪害に対する抵抗力が強いです。
長い樹齢をたもち、しかも高木となり、遠くからでもすぐにわかるので、神社などに植えられ、神木として祭られ、
神霊がそれを伝いおりて宿るといった信仰が各地に残っています。
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「暑さ寒さも彼岸まで」や「三寒四温」という言葉があります。
暖かかったり、寒さが戻ったり、少しずつ春に近づくこの時期を楽しみたいと思います。
どうぞ御身をおいといくださいまして、新しい年度に向かってください。
皆さまにお会いできることを心より楽しみに、ご連絡をお待ちしています。
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麻野由佳(yuka-asano@mui.biglobe.ne.jp)
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