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2022年02月05日06:58

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【女性はすべて、どの支配力のグループに属していようと、自分より支配力が少し高い男性を選ぶ】

コリン・ウィルソン『世界犯罪百科 下』青土社、(心理学者A・マズローの所説からの引用)。

441 頁「・・・・この研究観察の結果、1936年、マスローは人類における支配成功の研究にテーマを絞った。研究対象にまず女性を選んだ。この種の問題に関するかぎり一般に女性のほうが男性より正直だからだ。まず女子大生を対象に一連の面接調査を行った。これで早々と分かったことがある。女性は支配力が高位・中位・低位の三つのグループにはっきり区別できることである。
支配力、高位・中位・低位の女性
男性も女性も大部分は、支配力が同じグループの相手と親密な関係を構成する。(支配力高位の男性が支配力中位の女性と寝ることもある。しかしそこには「個人的感情」は働かない。彼がこの種の女性と関係を続けるのは「セックス日照り」の期間に限られる。)すべてのグループにおいて、男性が女性より若干支配力が高い場合 ーギャップが大き過ぎない ーに、男女は最良の関係を構成する。

高位、セックスをセックスとして享受する傾向、セックスでの実験開発を好む、20人に一人、
中位、セックスを享受するが、相手は自分とロマンティックな関係であることを必要とする、
低位、セックスを煩わしいと考えている、何年でも遠くから自分に賛美の視線をちらちら送ってくるタイ プの男性を好む、

443 頁「(レオナード・レイク)マイラ・ヒンドレーが舞台に登場するのはこの頃である。労働者階級のごく普通の娘だった。容貌は並以上。金髪の手入れを欠かさない。明るい色合いの口紅が好み。年頃の青年にもっぱら関心があり、ダンスが趣味。身近に勤勉な若い男性がいればそれで満足。典型的な支配力中位の娘である。ミルウォーズに職を得た彼女は、ブレイディの思いに沈んだんようなハンサムぶりとムードのある表情に心を奪われる。一方、ブレイディは疑いようもなく「支配する5パーセント」の一人だ。彼はマイラを支配力中位の娘とみなし、これを黙殺した。六か月が経過した。彼は彼女に言葉もかけない。彼女は日記にこんな言葉を連ねて心をまぎらわせた。「あの人が私のこと愛してくれて、いつか結婚できたらいいのに。」やがてブレィディにも自らにこう言い聞かせる日がくる。「生娘が俺に生身を捧げたがっている。見過ごす手もあるまい。」ブレイディは彼女を外出に誘った。その日、マイラは祖母の家のソファでブレイディへ処女を捧げた。

『世界残酷物語 下』青土社、236 頁以下

彼は女子大生を対象に一連の面接調査をはじめた。目的は、セックスと支配力に関連があるかどうかを突き止めること。「関連がある」。これが早々と得られた結論だった。

支配力中位の女性は基本的にロマンチック人間である。セックスの衝動が強い場合もある。しかし、彼女たちのセックス経験はおおむね限定される。たいていは「ふさわしい立派な男性」が現われるのを待っている。
支配力低位の女性は、男性一般を信用しない。但し、大抵は子供をほしがる。男はこの目的の為に懸命に励むべきだと考える。彼女たちは温和で内気な男性を好む傾向がある。話しかけもせず、何年間でも遠くから自分に賛美の視線をちらちら送ってくるようなタイプの男性である。
・・・・女性が選ぶオスは、この支配力によってほぼ決まる。支配力高位の女性は、支配力が高位の男性を好む。自分をひっつかみベッドに投げ出す種類の男である。

しかしマスローの観察で最も興味深いのは次の事実である。

【女性はすべて、どの支配力のグループに属していようと、自分より支配力が少し高い男性を選ぶ】

観察対象に支配力が異常に高い女性が一人いた。彼女は、さまざまな恋愛体験を重ねながらも、自分より支配力がさらに高い男性を長いこと求めていた。彼とついに巡りあうことができた。その男と結婚し、以後幸福な生活を送った。しかし、彼女はこの夫との言い合いを好んだ。彼の乱暴を挑発さえした。これによってレイプに近い行為に彼を引きずり込む。この形のセックスがいちばん好きだと彼女は述べた。彼女のケースで明らかなことは、この夫でさえ「十分に」支配的ではないということだ。したがって、もっと高位のレベルの支配力に乗せるため、彼女は手管を使って夫を挑発した。

【永続的な関係を維持するには、男と女は支配力が同じグループでなければならない】

支配力中位の女性は、支配力高位の男性に対して落ち着いた気分になれない。
支配力低位の女性は、支配力中位の男性をこわいと感ずる。
男の場合は、自分より支配力が低い女に性的興味を示すことが多い。しかし誘惑後は性的興味はなかなか持続しない。支配力中位の女性が支配力高位の男性に表向き惹かれることがある。しかし、交際を重ねるうちに彼女はこう思い当たる「この人随分野蛮だわ。それにひとつもロマンチックでない」。
支配力高位の男性が、支配力中位の女性のことを「ベッド相手に適当な女」と気に入る場合がある。しかし交際を重ねるうちに彼はこう思い当たる。「たいして面白くないな。薬味の聞いていない料理みたいだ。」
関係を永続させるには、二人の支配力が同じグループでなければならない。
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