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2022年02月10日08:29

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日活ロマンポルノ

日活ロマンポルノ史上初、世界三大映画祭の一つベネチア・クラシック部門選出
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=6845348
日活の経営戦略から生まれたものなれど。
俳優、監督、etc。綺羅星のごとく集まり多士済々。
日本の映画テレビ界に与えた影響は物凄く大きい。
R18なので子供衆にはお奨めしかねるが、映画ファンなら必見の作品群である。
日活ロマンポルノWikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%B4%BB%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%8E

以下記事引用

「第78回ベネチア国際映画祭」クラシック部門(ヴェニス・クラシックス)に日活ロマンポルノ作品が初選出。1974年に劇場公開された田中登監督作『(秘)色情めす市場』(まるひしきじょうめすいちば)4Kデジタル復元版が、現地で2月10日から5月26日まで開催される映画祭「CLASSICI FUORI MOSTRA 2022」において5月12日に上映されることが決定した。日活作品の選出は今回が初めてで、日活ロマンポルノ作品の世界三大映画祭での選出も今回が初となる。



 イタリアのベネチアで開催される世界三大映画祭の一つに数えられる同映画祭。「第78回」は、昨年9月1日〜11日に開催されたが、新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受け、クラシック部門の選出作品の発表と開催は延期となっていた。

 クラシック部門は、世界の映画関係者によって過去1年間に復元されたクラシック作品の中から優れた作品を選出、上映する部門。2012年に設立された。日本映画はこれまでに、『七人の侍』(黒澤明監督)、『お茶漬けの味』(小津安二郎監督)、『山椒大夫』(溝口健二監督)、『無法松の一生』(稲垣浩監督)、『復讐するは我にあり』(今村昌平監督)など、名だたる巨匠の作品の復元版が選出されてきた。

 今回、ベネチア国際映画祭と同じ団体が主催するクラシック作品の映画祭「CLASSICI FUORI MOSTRA」がベネチアで開催されることが決定し、昨年のヴェニス・クラシックスに選出された作品も満を持して発表され、CLASSICI FUORI MOSTRAの期間中に上映されることになった。現地で『(秘)色情めす市場』は「1970年代の日本のピンク映画の中で最高傑作の1つ」と紹介されている。

 『(秘)色情めす市場』はロマンポルノを代表する監督の一人、田中登の代表作。公開時、一般映画も含めた「映画芸術」誌ベストテンで第3位にランクインしたことも。大阪・釜ヶ崎を舞台に、たくましく生きる人々の姿を描いた同作は、1971年〜88年の間に製作・公開された約1100本のロマンポルノ作品の中で「最高傑作」とも称される一作だ。




■ロマンポルノとは?
 『団地妻 昼下りの情事』(西村昭五郎監督/白川和子主演)と、『色暦大奥秘話』(林功監督/小川節子主演)が第1作。わずか17年の間に約1100本公開された。一定のルール(「10分に1回絡みのシーンを作る、上映時間は70分程度」など)さえ守れば比較的自由に映画を作ることができたため、クリエイターたちは限られた製作費の中で新しい映画作りを模索。そして、キネマ旬報ベストテンや日本アカデミー賞に選出される作品や監督も生まれた。

 また、通常3本立ての公開を維持するため量産体制を敷いたことにより、若い人材が育成された。中平康、鈴木清順、今村昌平ら稀代の才能をもつ監督のもと、助監督として経験を積み、ロマンポルノの中で作家性を発揮した監督として、神代辰巳、小沼勝、加藤彰、田中登、曾根中生らが生まれ、あらゆる知恵と技術で「性」に立ち向い、「女性」を美しく描くことを極めた。

 ロマンポルノから出発した監督にはほかにも、村川透、相米慎二、根岸吉太郎、池田敏春、中原俊、那須博之、金子修介、石井隆などがいる。80年代に入り家庭にビデオデッキが普及し、アダルトビデオが低料金でレンタルできるようになると、日活ロマンポルノの劇場に足を運ぶ人は次第に減り、88年4月、日活はロマンポルノの製作を終了すると発表。 トリュフォーが神代監督の『四畳半襖の裏張り』を観て感嘆したとか、ニューヨークでの神代の特集上映が満席だったなど、ロマンポルノで活躍した監督たちの回顧上映などが、国内海外で、現在も頻繁に行われている。

■田中登(たなか・のぼる)(1937年8月15日-2006年10月4日)
 長野県白馬村生まれ。明治大学文学部に在学中、黒澤明監督『用心棒』などの作品にアルバイトとして参加する。1961年、大学卒業後に助監督として日活に入社。同期には小沼勝、結城良煕、小原宏裕がいる。助監督として鈴木清順、今村昌平、西河克己、舛田利雄、小澤啓一をはじめ日活在籍監督の多くにつき経験を積み、日活がロマンポルノに転向後、72年『花弁のしずく』で監督デビュー。

 当初より、色彩感覚や風景描写、シュールなモンタージュなど独特のセンスを発揮し高い注目を集め、7作目の『(秘)女郎責め地獄』(73年)で日本映画監督協会新人奨励賞を受賞。その後も『(秘)色情めす市場』(74年)を始めとする傑作を次々に発表し、日本映画界に衝撃を与えた。『実録阿部定』(75年)、『江戸川乱歩猟奇館 屋根裏の散歩者』(76年)、『人妻集団暴行致死事件』(78年)は、キネマ旬報ベストテンに選出され、日活ロマンポルノにおけるエース監督としての地位を確立。




 東映に招へいされ、『神戸国際ギャング』(75年)、『安藤昇のわが逃亡とSEXの記録』(76年)の監督をつとめつつ、ロマンポルノ作品も引き続き発表した。80年代以降は、2時間ドラマを中心にテレビ作品へと活躍の場を拡大し、映画と並行して数多くのテレビドラマ作品を手がけた。強いこだわりを持って作品を作り上げる姿勢を貫き、生涯で25本の映画と78本のテレビ作品を残した。日活ロマンポルノを象徴する監督の一人である。

【フィルモグラフィ】 花弁のしずく(1972)/ 牝猫たちの夜(1972)/ 夜汽車の女(1972) /好色家族 狐と狸(1972)/ 官能教室 愛のテクニック(1972)/ 昼下りの情事 変身(1973)/ (秘)女郎責め地獄(1973)/ 真夜中の妖精(1973)/ 女教師 私生活(1973)/ (秘)色情めす市場(1974)/ 実録阿部定(1975)/ 神戸国際ギャング(1975)/ 江戸川乱歩猟奇館 屋根裏の散歩者(1976)/ 安藤昇のわが逃亡とSEXの記録(1976)/ 発禁本「美人乱舞」より 責める(1977)/ 女教師(1977)/ 人妻集団暴行致死事件(1978)/ ピンクサロン 好色五人女(1978)/ 天使のはらわた 名美(1979)/ 愛欲の標的(1979)/ハードスキャンダル 性の漂流者(1980)/ もっと激しくもっとつよく(1981)/ 丑三つの村(1983)/ 蕾の眺め(1986)/ 妖女伝説’88(1988)
ORICON NEWS
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