映画　老後の資金がありません

数日前、友人に誘われて久しぶりに映画を見て来た。
どこにでもありそうな中年夫婦家庭が直面するシリアスなお金の問題をコメデイタッチで
描いた映画で、上映中何度も笑わせられた。
夫、後藤（松重豊）と妻、後藤篤子（天海祐希）が食卓を囲んでいる時、
突然娘が恋人のバンドマンと結婚しますと宣言。地味婚をと願う篤子だが、
二人の友人も多く結局結婚式にかかる費用は３００万。
後藤家の貯蓄は700万でかなりの出費になり、篤子の頭はかなり痛い様子。その後も
姑の世話をしている兄弟夫婦から、毎月9万を手助けしてくれと頼まれる始末。
しがないサラリーマン家庭にとって毎月９万円の出費は痛すぎるので、
結局引き取り逆に毎月9万を入れてもらう事にした。
こうして姑、後藤若乃（草笛光子）が後藤家にやってくることになった。
ところが、この姑が派手なことが好きで、エステに通ったり、高級レストランに
友人を誘ったりで、カードの付けが篤子夫婦に全て掛かってきて、
篤子のストレスはますます高まるばかり。
その後も困った事態が続き、後藤家はピンチの連続。
実際ossamaも息子の結婚式の費用はかなりの額だったし、父母の葬儀代も併せて500万近く払った経験上、身につまされることが多く当時の事を思い出しながら観ていたが、、ユニークな出演者が多く面白く観られた。
草笛光子はさすが昔歌劇団所属していただけあって、劇中に歌った愛の讃歌？は
聴き惚れた。朝日新聞によれば、なんでも美しく生きることをモットーに
しているとの事、８０才を超えていながら美貌といえるその表情からは、
十分その願いが実現されていて魅力的な女優さんだと、あらためて思った。。。。