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2021年12月23日08:03

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18970904 NO5023 露国士官一行十三名が朝鮮政府の招聘に応じ来着の件

18970904 NO5023 露国士官一行十三名が朝鮮政府の招聘に応じ来着の件
한국사데이터베이스 (history.go.kr)
012_0020_0490 駐韓日本公使館記録 12巻 二. 機密本省来信 (49) 露国士官一行十三名が朝鮮政府の招聘に応じ来着の件
文書題目 (49) 露国士官一行十三名が朝鮮政府の招聘に応じ来着の件
文書番号 機密送第七六号
発信日 明治三十年九月四日 ( 1897年 09月 04日 )
発信者 外務大臣 伯爵 大隈重信
受信者 在朝鮮 弁理公使 加藤増雄

(49) 露国士官一行十三名が朝鮮政府の招聘に応じ来着の件
機密送第七六号
露国士官一行十三名が朝鮮政府の招聘に応じ来着したとの件に関し、本年七月二十六日付第九十五号並びに同二十七日付第九十六号をもって詳しく御電稟になりましたので翌二十八日貴官に向って第六十二号の電訓を発した次第であり、なおこれと同時にその旨を在露・林公使に向って転電致して置きましたところ、先月(*八月)二日に至り貴電第百号をもってこの電訓に対する露国公使よりの回答内容について御申し出がありましたので、越えて四日その大要を林公使へ転電し、なお「この際東京における商議が結局に至るまでは本件に関する一切の処置を停止させるよう、また今一応在韓露国公使へ電訓するように露国政府を促すよう」電訓致して置きましたので、貴官に向かっては同日第六十三号の電報を発した訳であります。
そのような時、同六日林公使よりこの電訓の意味に関し、「露国外務大臣は曖昧な表現での話しぶりであったので強いてこれを尋ねたところ『熟考の上確答を与えるだろう』と誓った」との旨の回電があり、次いでまた貴官より同二十日付第百八号の電報をもってローゼン男爵(*次期・駐日ロシア公使)との協商の模様を御尋ねになりましたので、取り敢えず同二十三日第七十二号の回電に及んで置きました次第で、翌二十四日第百十号をもって「反対運動の結果、月末まで条約の調印を食い止めた」等について御電稟の次第がありましたので、同日、本大臣よりもまた第七十三号の電信をもってスペイヤ(*駐日露国公使)が小村次官に向って明言した件について御通報に及びましたが、越えて二十六日、本大臣は新露公使(*次期・駐日ロシア公使)・ローゼン男爵と面談し、先ず朝鮮の現状を説明し、そのあと同公使に対し「近日、本大臣と同公使との間に緊要なる協商を結了するまでは、露国士官雇入れの件に関し万事見合わすよう在朝鮮・露国公使に電訓してもらいたいとのことを、露国政府へ電信で通報しらもらいたい」と要求したところ、同公使は早速これを承諾致してくれましたので、その旨直ちに林公使へ電報し、なおこの意味で再び露国政府へ申入れさせておきました。
そして同二十八日に至り同公使より前記四日の電訓の件に関し露国外務大臣より、
「今回朝鮮における露国士官の到着は前契約の結果であり、ただその航海中意外な事情によって遅延したまでである。また目下朝鮮政府と契約締結されるだろうと事を公言するに足る事実を承知していない」
との回答があったけれども、(*林公使からは)
「これについては到底露国政府より何等の確答を得ることはできないであろうし、そのような状況の中で飽くまでこれを論及するのも実際何等の利益もないであろう」
との同月十五日発の回電を接到致しました(この電信は十五日露京を発したものだが電線の故障のため二十八日に至り漸く接到したものである)。
以上申し進みます。 敬具
明治三十年九月四日
外務大臣 伯爵 大隈重信 印
在朝鮮 弁理公使 加藤増雄 殿






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