mixiユーザー(id:8130385)

2021年11月30日10:42

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【そして、バトンは渡された】読了。

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最近、本屋で小説を手に取る基準が、実写化になりつつある私あせあせ折角買うのにハズレは嫌なので、実写化するくらいなら大丈夫だろうという安心感と、平積みの手近さからだと思うのですが…我ながら良くない傾向だとは、思っております本4

〜あらすじ〜

幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れてない"父"と暮らす。血の繋がらない親の間をリレーされながらも出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つときー。

実写化されると、本の表紙に配役された役者さんが掲載されたタイプになるのは良くある事。今年読んだ『老後の資金がありません』『キネマの神様』『護られなかったものたちへ』なんかが、そのタイプでした本4

で、読み始めると、その役者さん『らしさ』に引っ張られる事も、ままある訳ですが…今回は、多分先に読んだ方達からすると、『配役グッジョブ!』となっているんじゃないかと思いますウインク

すみません、若手の俳優さんをよく知らないので、主演の上白石さんについてはスルーなんですがお願い

一番後の父親役となる田中圭さん、娘の始業式の朝、勝つ(?)為にかつ丼を作ったり(しかも自分は『朝から重いでしょ?』と言って食べない)、学校で友達に疎遠にされた際には、エネルギーがつくようにと餃子を作ったりと、努力の方向性がどこかズレてるところが、合ってるなぁと。東大卒役なんですが、まぁそこは御愛嬌。過去にもスペックが優秀な役は演じられてますからね顔(笑)

二番目の母親役を演じる石原さとみさんは、家族期間がシングルマザー時に、あまりモノを欲しがらない主人公が、ふと『…ピアノがあったらなぁ。』ともらした事をキッカケに、グランドピアノがある裕福な旦那さんと結婚したりと、かなりぶっ飛んだ性格なところが、っぽいなぁと。田中圭さんと高校で同級生設定なんですが…まぁ、許容範囲でしょうウインク

帯に『もう一度、読んで、泣く。』とあるので、お涙ポイントはどこかなぁと思いながら読み進めるも、特に大きな山場はなく(大喧嘩等)、どの親御さんも優しく、自分なりに愛してくれて。その中でも、田中圭さん演じる父親が、少しズレながらも、彼なりに親を真っ当するところが、微笑ましくも愛おしい流れになっております本4

章が変わり、主人公が結婚したい人と出会い、今までの親に報告と許可をもらい、ラストはバージンロードと娘からの手紙メール

ズルい(良い意味で)🥲

私に娘はおりませんが、娘が離れていくような寂しさを感じさせてもらいました。また、娘が選んだ伴侶が、なんともフラフラしたタイプで…任せられるかどうかと、自分が義父に結婚の申し込みへ行った時の事を思い出してしまいましたあせあせ

サクッと読めて、読後は爽やかに。娘の成長・親の経過に合わせた流れになっているので、どの年代にもささる、良い小説だったと思います本4

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