mixiユーザー(id:6254908)

2021年09月26日10:29

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「MINAMATA -ミナマタ-」


今から不謹慎かもしれない事を書きます。
叱られたらさっさと削除する予定です。

さて、この作品とても面白かったです。
で、ここがまずい。
この類の作品は
否定的なことをいうと怒る方はいるのが必然ですし
面白いという表現もタブーでしょ。
しかし、そういったテーマ原理主義な発想は
同時に鑑賞を敬遠させてしまう元凶と思っておりますので
私は「面白かった」部分について残したいと思います。
(テーマについては検索すれば一杯出てきますし僕も感じてます)

ジョニー・デップ演じるかつては栄光の報道カメラマン ユージン・スミス
いまは飲んだくれ状況
(キャラが勝新太郎とか渡辺文樹とか車寅次郎のような破綻系で無責任に観ている分には楽しいけど関わりたくない人物で、友人でもあるタイム編集長が気の毒です)
まあ、実話という事で、この方天才肌の困ったちゃんだったのでしょう。
で、美女アイリーンの依頼で来日、水俣病の写真を撮ることになるのですが
迷い、悩み、企業の妨害にあいつつ
最終的には地域住民と心を一つにして(カメラマンとして)戦う
という
やさぐれヒーローの成長というエンターテイメントの王道じゃないですか。

わがまま(これも王道)ですが、最終的にはアイリーンに逆らえないというサイコゴアマンみたいな展開。

社長の国村準は「マンハント」の使い回しに見えてしまいましたが、彼は「日本ロケ海外作品」の「悪い(と便宜上書いときます)企業管理者」の定番なのでしょうか。
目指せ!菅貫太郎の気の狂った悪い殿様です。

というわけで
社会派とエンターテイメントの幸福な融合がここにありました。
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