トレック社の『ドマーネAL2 Disk』の紹介をすると共に、電チャリと比較したロードバイクという乗り物について、つらつら語りたいと思います。
さて、ロードに乗ると大抵「上半身と腰と腕と首がちょっときついわ〜」って感じの印象ですが、『ドマーネ２D』は【無理ないしっくり感】が実にピタッと来てエンデュランスロードの名に恥じない仕上がりでした。さらに走ってみると、ちょっとビックリしました。アルミフレームなのに【乗り心地がかなり良い】んです！
ということで、はじめてロードを乗る人には最適なんじゃないかな、というのが第一印象でした。
とはいえ実は、購入寸前まではかなり迷ってました。モデルもカラーも本命と違いましたし。けれども世界情勢的に在庫はひっ迫してるし、実際にお店に行っても「こちらの納期は半年後。あちらは１年後。１年半かかるってモデルもあるよ」な〜んて状況で、それが改善する見込みもない状態。「１台目が無ければしゃーないし、本命じゃなくても良い感じだから買うかぁ！」ってな具合で飛び付いたという次第。時期的にも夏休みが迫ってましたし、その時は走りまくる気満々のうえ、夏休みに納車を間に合わせてくれるとショップも尽力を約束してくれたのも購入動機ではありましたｗ（ありがたや！） まぁ、購入したあとずっと天気悪くて乗れなかったんですけどね……
ということで、まだ300�卍�度しか走れていないので、超初心者的な感想を。
最初に感じたのは【思ったほど速度が出るってわけじゃないな】でした。（これ、条件次第なんですが）
電チャリとの重量差が約20��(荷物込み)もあるので、アシストが切れる25��/h超では結構な差が出るのかなと思ってたんですけれども、それほどでも無かったのです。
これはエンジン(肉体)が非力だからしゃーないっすねｗ
まぁ、初心者はまず25��/h維持をまず目指せという話ですので頑張りまっしょい！
そして【ゼロから再加速するのが結構だるい】のも分かりました。
なるほど、ロード野郎の信号無視が多いのもそういう背景が…、と納得。
いや、ワシはしませんよ？ 「黄色は急げ、赤は突っ込め」の精神は通勤自動車限定です！
そして100�劼曚評茲辰栃�かって来た事は…
傾斜がなくて、向かい風じゃなくて、信号の少ない直線道路で、何よりも舗装状況が良好であると快適にスイスイと速度も出るのだ、と。
しかし… そんな道、そうそうねーよ！ｗ
なるほど、走りやすい道にやたらロード野郎が集まるのはそういう裏があったのですねｗ
凄〜〜く理解できましたｗ
とにもかくにも【道路事情】に左右され過ぎィ！
狭くて舗装の悪いサイクリングロードより、空いてる一般道のが快適なことも多いし、早朝に出かける人が多いのも凄い納得っすわ。
この辺の生活改造ができないと楽しさが半減以下になりそうだし、これが「最大の敵」かもしれませんｗ；
コレが理解できたので以前書いたような「道を選ばぬ電チャリを絶賛」と至ったわけでありますｗ
とはいえ【前傾させた体重を体幹で保持しつつ、ケツの筋肉でソレを推進力に替えて走るという人類史上、最高燃費の乗り物】は良好な道においては楽しいし、嫌でも背筋等が鍛えられるのも良いところです！
そして、「電チャリで100�甸砲�走る」よか「ロードでシャキシャキ30�卅�る」方が運動量が上なのも理解しました。
ロードはマグロのようなもの。低速で走るとただの緩い拷問道具になるので、ある程度速く走らざるを得ないので！ｗ というのも、推進力の一部は「ケツを浮き上がらせる力」にもなるので、ゆっくり走るとケツへの打撃が激しくなって、痛くなってしまうんですわ…
以上の理由で膝に問題がある吾輩としては、長時間乗ることが難しそうな乗り物のようです…
長距離行軍では、軽いロードの方が楽なのではないかと思ってたんですけれども、貧脚野郎には残酷な現実が！ｗ；
無理をすると体から危険信号を感じるので、少しずつ体を鍛えながら遊んで行きたいと思います。
しかし、コレに慣れると普通の自転車に違和感というか、物足りなさを感じたりするところも面白いです。
電チャリも、サドルの位置とかが段々ロード寄りになってますｗ
そして、体重と体幹の使い方を学習できたので、普通のチャリの平均速度も向上させることが出来ました！ イェーイ！
また、エンジンを鍛えれば鍛えるほど世界が広がって行くというのもこの道具の奥深く・面白いところでもあります。
実際、まだたった300�卍�度ではありますが、登りにも強くなったのが実感できるし、平坦路も明白に速く走れるようになっています。これはエンジンを鍛えただけじゃなくて、姿勢や力の入れる部位等々も関係しているんですけれど。
私が身体を心血注いで鍛えることは無いでしょうが、短時間でガーーッ！とかっ飛ばして楽しく良い運動が出来る点においては、気に入っております。「ウヒョおぉぉ〜 疲れたぁ〜！！ｗｗｗ」みたいな感覚ですねｗ
下りで50��/hほど出しても余り怖さを感じない安定性も素敵です。
このモデルの弱点をあげるとしたら【ブレーキ性能】。
これは私の購入した最低限のモデルだと厳しいです。「高速時の制動力が心許ない」のです。
そのうえ握力が結構必要ですから「上り坂よりも、下り坂の方がだるい」という人の気持ちが少し分かりました。
数万出して油圧ディスク買う人が居るのも納得です。
まぁ、私はリムブレーキが欲しかったんですけどね… 整備も慣れたし、扱いも気楽だし、軽いし。しかし、無いものは仕方ないですし、何より今後の主流に触れておくのは悪いことではあるまいと納得してはおります。何より【見た目がカコイイ】というのもありますｗ
遠出するたびに自転車を撮影してる人の気持ちが少し分かりました。見た目は正義っすねｗ
あとは、電チャリと反対で【気軽に荷物を増やしにくい】というのが欠点です。
一般的にロードでは荷物をいかに減らすかに心血(と現ナマ)を注ぎます。
ある前照灯について話していたら「それ、300gもするでしょ。その重さはちょっとなぁ…」なんて人が居たのですが、私は電チャリに前照灯だけで1kg近く載せたりしてたので、その辺の「感覚の差」にも衝撃を覚えましたｗ なるほど、夜の自転車野郎がすっごく少ないのはそういう理由だったんだ…！
軽量化の努力も面白さではあるのでしょうけれど、電チャリで気軽に荷物を放り込んでいたのに慣れた身としては厳しい環境であることは間違いないです。特に「着替えを気軽に用意しにくい」のがきつい。
まぁ、リアキャリアを取り付けて載せれば良いだけなんですけど…
あ、リュックだけは勘弁な！ 無理無理。
ので、荷物運びの苦手なロードは「空撮をする意欲の湧かないような天気の日に使う時専用の乗り物」「もしくは短時間にワーっと走る用」ということになりそうです。
おかしい… こんなはずでは…
本当は長距離用だったはずなのに…ｗｗｗ
また【心身の調子が良くない時に乗っても余り楽しくない】です。
電チャリなら膝の調子が悪くても、体調が万全でなくとも緩く乗れますし、乗っているうちに調子が良くなることが多々あるんですよね。
けれども、こちらは前述の通り生態がマグロなので「速度が無いと拷問道具になる」というのは既に書いた通り。
さらに、涼しかったとしても【汗をかく】から「体調が良くないと不快どころか体調が悪くなりそう」です（ウヒィ！）。
また、高速で走る＋ブレーキ性能＋細いタイヤという条件が重なるため【集中力が高くないと危険度が跳ね上がる】点も敷居が高いです。
さらに、汗をかくのがほぼ確定なので【衣類にも気を遣う】必要があります。
そのくせ「着替えを気軽に載せにくい」という特性も併さりますから【きちんとした専用の衣類が必要になる】という敷居の高さもあります。
特に、寒い季節にかく汗をどう解消すべきか… これは寒さが本格的に到来する前に対策しないとやばいですねぇ…
電チャリなら運動強度低くすれば汗もかかず、汗をかいても着替えれば良いだけだったんですけれども。
欠点ばかりを書いてしまったようですが、身体を鍛え・心身を整え・道路を選び・装備を整え絞れば、走るだけで楽しいものに昇華できる…
う〜ん、やっぱし結構大変ではありますねｗ
まぁ、極めれば244km＋獲得標高4800mを6時間で突っ走れるようになるわけですから、ワシもその半分くらいの性能になれるよう頑張…らないかなｗ
けど、リバウンドした体重を下げる努力はしよう。そうしよう＠＠；
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