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2021年07月10日23:21

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江戸を斬る 梓右近隠密帳にエバタン

第22話「闇のなかの狼」(1974年)
※TBSチャンネル

江戸を斬る 梓右近隠密帳にエバタン(2021年02月10日)
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エバタンは銀三。

梓右近(竹脇無我)は夜釣りの帰りに闇討ちにあう。
相手は兜太刀の技を使う恐ろしい使い手で腕を負傷してしまう。

無我には相手に心当たりがあった。
進藤伝八郎(夏八木勲)といって、
若い頃に柳生道場で一緒に学んだ友だ。
しかし7年前に封じ太刀の兜太刀を師の柳生宗矩(志村喬)に
披露したところ咎められ、道場を飛び出して行ってしまった。
しかしなぜ、夏八木は無我に斬りかかって来たのか!?

「さぁーさーさーさーさー
この世の憂さ晴らしにスイカ割りはどうだ―!!!」

エバタンの元気な声が響く。

「いやぁ、スイカと言ってもただのスイカではない。
御覧の通りのこのれっきとしたお侍をこの新刀で
真向カラ竹割ぃ〜ときたね〜」

と目を閉じて座っている夏八木の前で刀を振り下ろす。

「見事ぶった斬ったら文句言わずに大往生。
いや、それどころか殺してくれたお礼に五両差し上げる。
イヤイヤイヤ、え〜
ただし、仕損じたら一分頂くと言う寸法で。
なになになになに仕損じる心配はいらねえ。
このお侍はホラ、もうこの辺しか見えぬというお人なんだ。
上手く成仏できるように、この手拭いをこう巻く」

と夏八木の目を目隠しする。

「さあこれで、文目も分からぬ闇の中だ。
さてさてさて、はいはいはい誰が印籠渡してくれるんだ?」

町人たちがチャレンジ。ことごとく失敗。
エバタンは金を徴収。

夏八木は浪々のうちに目を病み
ヤクザの手下に落ちぶれていた。

「だんな、昨夜は仕損じたらしいな」
又蔵(富田仲次郎)が声をかけてきた。

「おやぶーん」とエバタンが走り寄る。

仲次郎「梓右近ってやつはそれほど手ごわい相手何ですかい?
いやね、旦那ほどのお方がしくじるなんて、奇妙な話だと思いましてね」
夏八木「斬れなかった。斬れるはずなのにな」
仲次郎「何か格別の事情でもあるのか、目のせいで見当が狂ったのか、
頼まれた仕事なので、こちとらの面目云々。。」



無我は夏八木を探し出した。

無我「久し振りだな、何年ぶりかな。。
先生も心配しておられるぞ。
お前ほどの逸材を世に埋もれさせておくのは惜しい、
志があるのならどこか良いところを推挙してくれる云々。。」

だけど聞く耳もたない夏八木。
断る!飼い犬にはなりたくない。
お前も飼い犬ではないか!!とつれない態度。
飼い犬と一匹狼とは相容れぬはず。
昔は昔今は今だ。

そんなやり取りをしている後ろにエバタンと仲次郎が。
仲次郎 「やっぱりな」
エバタン「なるほどね、どうしてもアイツを斬れねえってわけだ。
こいつはとんだ食わせ者ですZE」

仲次郎 「おい銀三(エバタン)あの食わせ者にこう言いな。
今夜六つ半、必ず俺の家に来るようにな」

そして六つ半。
浪人がたくさん集まっている。夏八木もいる。

仲次郎「浪人を1人殺めてほしいんで。
もちろん、いつもの通り、誰の頼みで誰をやるのかを
一切聞かない建前で。前金として5両。
うまく仕留めていただいたら、もう5両」
夏八木「あとの5両はまあ諦めるんだな。仕留める相手はそう容易くないぞ」
仲次郎「あんたに頼んでも埒が明かないから、こういう手立てをとったんですぜ?」
夏八木「誰がやらぬと申した」
忠次郎「へー。そうですかね、今日様子を見に行ったらあんた、
狙う敵と仲良く話し込んでましたね。ありゃ、どういうことで。
聞けばやつとは昔からの友達だったそうで。
それを承知のうえであっしの依頼を引き受けたってことは
詐欺騙りという事になる」
夏八木「もういちど言ってみろ」
忠次郎「じゃあ、奴と馴れ合いでアシをコケにしようって魂胆で。
痩せ犬め。目が不自由だと思って優しくしてやりゃあ、いい気になりやがって」
夏八木「おのれ」
忠次郎「あしをお斬りになるおつもりで。
じゃあその前に渡した銭を返してもらいましょうか。
ココで斬ったら騙りはおろか敵ってことになりやすぜ?」

エバタン「まあまあ、まあ、まあ。まあ旦那、穏やかに話し合おう。ね?
なんてったって奴を倒せば蹴りが着くこと。ねえ?
だから旦那もやるやると掛け声ばかりでなく
証拠をみせてくれなくっちゃ。」

夏八木「証拠・・・」 
忠次郎「そうよ、旦那の役はね、上手く奴を誘いだす事。
囮になってもらいたいのよ。
友達ならそれくらいの事できるでしょ」

夏八木は無我を呼び出す。
無我は浪人に囲まれる。
「何者だ、理不尽な」

右手を負傷しているにも関わらず何とか戦う。
エバタンと仲次郎が陰から見ている。

火縄の臭いだ、と夏八木。
刀を投げて銃を落とす。エバタン達逃げる。



仲次郎は裏切り者の夏八木を殺すことにする。
夏八木をエバタンや浪人たちが取り囲む。

エバタンは先頭で「やろー」と刀を振り上げて向って行く。
その後は暗くて何やっているのかよくわからなかったけど
浪人が次々とやられていく。
残ったエバタンと忠次郎。

エバタンは、ああ、ああ、ああと喘ぎながら向って行くもやられる。
ザパーンと川に落ちる音。

エバタン死亡。

(2021年4月 9日)
(2021年6月29日)

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